性別:女
年齢:51
プロィール:職業WEBライター。51歳で2人の孫のおばあちゃんです。家族は大変。でもとっても面白い。そんな日々です。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
◇◇◇
専業主婦だった娘が仕事に出ることになりました。しかもいきなりのフルタイム。そうなると、娘はほとんどの時間を外で過ごすことに。当然、子育てのサポートが必要になります。
これは私の出番だな?そんな風に考えていたら、案の定「子どもを見てほしい」とお願いされました。
私の仕事はWEBライターで自宅が仕事場。特別な場合を除きほとんどの時間を自宅で過ごしています。
その当時、子どもたちは保育園に通園していましたので、私の仕事にさほど影響はなさそうだなと考え快諾しました。
もちろん、それ以外の選択肢はありませんでしたし、何よりお孫ちゃんと過ごせるならむしろウェルカムです。
しかし、そんな生活が1年ほど過ぎたある日事件が。とっても些細な出来事がきっかけで親子喧嘩の勃発です!
きっかけとなったのは保育園の荷物。お迎え時に子どもの荷物を私が持っているのが娘には気に入らなかったみたいで、「甘やかさないでほしい。子どもの荷物は自分で運ばせて!」とやや喧嘩腰で言われました。これには私もカチンとなり、「だったら全部自分でやりなさい」と応戦。その後、冷戦状態に突入してしまいました。
とはいえ明日は嫌でもやってきますし、家の中がギスギスするのはとっても嫌な気分です。解決しなきゃと自分に言い聞かせて何度も深呼吸。冷静になったタイミングで娘に話し合いを求めました。
まずは娘の言い分を聞いてみることに。すると、その根底には保育園の先生から注意を受けていたこと、娘自身の荷物が持ちきれないくらいたくさんのときでも、子どもが荷物を持たなくて困っていることを伝えてきました。
それ以外にも、娘と私の子育ての考えが違うので困惑していること、ママは厳しくてばあばはやさしいと言われるのに傷ついていることを伝えてきました。そして、「全部とは言わないけど、できるだけ自分(娘)の考えに合わせて子どもを育ててほしい」と告げられました。
これには正直困惑しましたが、私の思い、「ママとばあばはそもそも違う」ということを娘に伝えてみました。
たとえば保育園の荷物。
「私だって荷物は持ちたくないから、自分で持って~と言っている。けれど、子どもたちはそんなのどこ吹く風。私の言うことなんて聞きません。
もし、ママが一緒にいてきっぱりと「自分で持ちなさい」って言えば子どもは聞き入れるかもしれない。あるいは聞き入れないなら、叱る・追いかける・子どもごと持ち上げるとかの対処があなたにはできるかもしれない。
でも私にはそれは無理。あなたと同じように走って追いかけたり子どもを持ち上げたりはもうできなくなっているの。なにせ私は骨が弱っている年なのだから。こけたら骨折だよ。
だからと言って、私のいうことを一発で聞くくらいしつけるのが理想なの? それって、普段から相当厳しく接することになるよ?
それは私にはムリ。きっとすぐに嫌われてしまうでしょ。そんな悲しいことは受け入れられない。それに子どもたちにとって厳しすぎるばあばってどうかな? 私なら悲しいかな。だから私は子どもたちにとって「面白くて優しいばあば」でいたいの。ママだから許されることってあるんだよ。
それぞれには役割があるから違いがあってOK。その違いを理解しあって、お互いを尊重できればうまくいくはず。」
こんな風に話し合った最後に、「というわけで、私のやり方に合わせて育児をしてほしい」なんて私にはムリだよ。私はばあばなのだものと伝えてみました。
娘は「年だもんね」と軽口たたきながらも理解できた様子。これで一件落着、めでたしです。その後も、忘れたころに同じような出来事を繰り返していますが、そのつど「私はおばあちゃん」と伝えることにしています。
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