こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】「節約」は何から始めるべき? 20年以上「節約術」を実践する私の「情報源」は.../斗比主閲子
私は家族から買い物上手だと思われていて、何かを買おうとするときには必ずアドバイスを求められます。
パートナーはもちろん、子どもからもそうだし、同居する義理の両親、そして遠方に住む実の両親からも頼られます。
頼られるのは悪い気はしないので、積極的に買い物のお手伝いをするようにしています。
それで、私が買い物をするときに意識していることの一つに、「みんなが欲しい時には買わない」というのがあります。
例えば、子どもが小学校に入学するときに、我が家ではランドセルを入学前の1月前後に購入するようにしていました。
理由は、ランドセルはおおよそ年長の春から夏にかけて購入されることが多いので、時期をずらすと型落ち品やアウトレット品を安く買えるからです。
もっと分かりやすい例だと、家族で旅行に行くときはできるだけ平日を活用するようにしています。
家族で月曜日を休んで、日曜夜から一泊二日で旅行に行きます。
ゴールデンウイークや年末年始にはそんな旅行に行きません。
理由は、観光客が少ないので、渋滞に巻き込まれにくいし、宿泊費等が安く済むからです。
他には、エアコンは絶対に初夏には買い替えません。
買うなら断然9月以降にします。
理由は簡単で、エアコンを買おうとする人は暑くなり始めたときに集中するので、工事費等々値段が高くなりがちなんですよね。
最近はダイナミック・プライシングという仕組みで、テーマパークの料金が毎日変わるようになっていたりします。
同じように、世の中で売られているものは、多かれ少なかれ、欲しい人が多いと値段は高くなり、欲しい人が少ないと値段は安くなる傾向があります。
美容室や映画館が平日割引をしているのは、土日に比べるとお客さんが少ないからですよね。
そんなわけで、私は「みんなが欲しい時には買わない」と意識することで、物やサービスを安く買うことができています。
思い返すと、子どものクリスマスプレゼントもかなり前から手配していました。
我が家の子どもたちは欲しいものがコロコロ変わるわけではないので、ラッキーだったんでしょうけどね。
家族から何かを買いたいと言われたときには、「今買うとみんなが欲しい時期だからこの値段だけど、もうしばらくすると欲しい人が減って値段がこのぐらいに下がるよ」と教えてあげるようにしています。
高くても今すぐに欲しいというのなら買えばいいわけですが、別に今すぐに欲しいわけではないなら安くなってから買うという判断もできるわけです。
そのための材料を家族に提供しているわけです。
ちなみに、「みんなが欲しい時には買わない」というのはエコだったりします。
商品を販売する会社は、ピークを逃してしまった商品は在庫になっちゃって廃棄の決断をしないといけなかったりします。
恵方巻みたいな生ものだと、そう日持ちもしないですよね。
旅館やホテルだって、宿泊客が少なくても設備が老朽化しないように、ある程度は電気やガスや水道を利用しないといけなかったりします。
正社員として働く従業員も平日は暇になりがちです。
本来だったら廃棄することになっていた商品や、使われなくても固定費がかかっていたサービスを、時期をずらして購入することって企業側にとってもありがたいものなんですよね。
そんなわけで、買う側はお得だし、売る側にとってもエコなので、「みんなが欲しい時には買わない」というのは多くの人にお勧めしたいところです。
ちなみに、ちょっと我慢すると欲しくなくなったりもしますしね。
無駄な消費をしないというのも、節約だし、エコだったりします。
今日はこんなところです。 ではでは!!
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