息子にとって「母親のオムツ替え」はハードルが高い?それでも誰かがやらねば.../山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。

ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。

【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら 

息子が自分の母親を介護する場合、一番ネックになるのは『排泄』の介助だと担当の看護師さんが教えてくれました。

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夫のとしお氏も介護が始まった当初は母親のオムツ替えなど、自分の仕事ではないとばかり

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ノータッチを貫いていましたが、介護が厳しさを増すうちに『小』のオムツやパッド交換くらいは出来るようになりました。

シモの世話に男も女もないとは思います。

私だって姑のシモの世話に抵抗がないかと言えば全くそんなことはありません。

けれど、介護の『オシモ問題』は待ったなし。

同居の我が家では誰かが手を下さなければ家中悲惨な状態に陥ってしまいます。

見て見ぬふりを決め込むことも出来ないわけで...。

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とは言え夫としお氏にとって義母は母親。

『大』の方はまだまだハードルが高いようです。

日曜日のある日のこと。

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家族がまったりと過ごす中、私は買い物に出かけることにしました。

一緒に居眠りしている義母がちょっぴり気がかりでしたが、としお氏がいるから大丈夫でしょう。

少しばかり羽を伸ばして、ゆっくり買い物を済ませ帰って来ると...

としお氏が

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と、言うじゃありませんか。

私が出かけている間、どうやら義母がもよおしちゃったみたい。

それにしてもとしお氏。よ~く頑張りました。

息子たちが赤ちゃんの頃でさえ、オムツ交換はノータッチだったとしお氏ですもの。

大躍進です。

ただ、問題がひとつ。

それは男と女、排便した後の処理の微妙な違いです。

構造上、女性のお尻は

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前方から後方に向けて拭き取らなくてはなりません。

男のとしお氏には分かりにくいことだと思いますがその逆をしてしまうと膣炎や膀胱炎を引き起こしてしまいかねないからです。

トイレが間に合わずオムツの中で排便することがある義母はこれまで数度膀胱炎の診断を受けていました。

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実は先週受けた診察でやっと治ったばかりだったのです。

もちろんオムツにしたまま私が帰ってくるまで放置するのはもっといけなかったので、としお氏が処理してくれたのは大正解。

その処理の仕方が気に入らないというわけではありません。

男と女の身体の構造が違えば習慣も違ってくるので仕方ありますまい。

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トイレの洗浄機は後ろ方向からの洗浄なので特にオムツの中で前に回ってしまった『大』には要注意なのです。

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介護生活を続けるうちに様々な工夫や知識が身に着きますがその営みは孤軍奮闘では立ち行きません。

同じ気持ちを持って共に取り組む人の数が多いのに越したことはないのです。

今回のとしお氏の『ハードル越え』は実に頼もしい出来事となりました。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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山田あしゅら

60代主婦。3人の息子は巣立ち、孫が2人いるおばあちゃん。 義父・太郎を平成31年4月(享年90歳)、義母・はな子を令和2年11(享年95歳)をそれぞれ見送り、現在は夫と二人暮らしをしている。 13年間にわたり義父母の介護の奮闘を綴ったAmebaブログ 「13番さんのあなー介護家庭の日常(現・13番さんのつぼ)」をもとに 平成29年7月『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を出版。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:13番さんのつぼ

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