あなたは投資に向いている? ストレスなく資産運用するために「リスク許容度」を知ろう /斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

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人生においてまとまったお金が手元に入ってくることがありますよね。

宝くじで一等が当たったとかではなく、定年退職の退職金や相続財産です。

どれくらいのお金が入ってくるかは人それぞれでしょうが、1000万円単位のお金になる人もそれなりにいらっしゃるんじゃないでしょうか。

退職金はまだしも、相続財産はあらかじめ使い道を決めているなんてことはないでしょうから、偶然、手元に入ってきた大きなお金に当惑する人もいると思います。

住宅ローンを一括返済したり、思い切って旅行に出かけたり、色々な使い道がある中で、中には投資をする人もいますよね。

大きな金額が急に入ってきた人というのは、銀行からすると営業をしかけて、手数料が取れる金融商品を売りたいものです。

「お金を余らせていてもしょうがないですよね。低金利も続いていますし、投資をするという選択肢もありますよ」という銀行の営業を受けて投資をすることになるというのは割とよくある話です。

こういう営業トークに完全に乗る気にはなれないものの、でも、手元にある多額の現金をどうしたらいいかというのは悩むと思います。

少しでも増やしたいと思って、思いきって投資をすることを考えているのであれば、今のうちに慣れておくといいことがあります。

それは、投資をしたお金が毎日当たり前のように値動きすることです。

まとまったお金が入ってから一気に投資をすると、日々の値動きが物凄くあることに気付いて、かなりストレスを感じちゃうんですよね。

例えば、為替だって1ドルが110円から140円ぐらいまでこの1年間で一気に円安になりました。

同じか、それ以上に、株の値段も毎日のように数%単位で変動します。

仮に1000万円のお金を一気に株式に投資をして、翌日に3%目減りするようなことがあったら、どう思いますか?

いきなり970万円になるということで、1カ月の給与分が吹き飛んだと怖くなる人もいるはずです。

逆に、3%ぐらい値上がりすることがあれば、それはそれで嬉しくて、ハイテンションになるかもしれません。

いずれにしても、これまで投資を経験してきていない人が大きな金額を投資すると、毎日当たり前のように投資した資産の価値が増減することに、一喜一憂することになりがちです。

いつまでも右肩上がりなら問題ないですが、耐えられないぐらいずっと下がっていくこともあります。

そうすると、長いこと投資をするつもりだったのにすぐに売却しちゃうんですよね。

それで損をした経験だけ持って、もう二度と投資をしないなんていうのはよくある話です。

こういったことにならないように、「投資資産は当たり前のように値段がコロコロ変わるものだ」ということを知る目的で、まとまったお金が入る前に少額でも投資をしておくのは意味があります。

もちろん、大きなお金が入ってきたときに、まずは少額から投資をし始めるというのもいいですね。

少額のお金であっても、それが値動きするものだというのを肌で経験しておくと、もう少し大きな金額を投資するときに狼狽しにくくなりますし、さらに言えば、自分はどれくらい投資をするのが向いているのかというのも確認出来たりします。

1万円、10万円単位のお金が値動きするのに耐えられない人であれば、100万円、1000万円のお金を投資するのには向かないですよね。

私は誰もが絶対に投資をしたほうがいいとは思いませんが、仮に投資をする気持ちがある人には、投資したお金が変動するのに自分がどれだけ耐えられるか(専門用語でいうところのリスク許容度)を知るのは大切だと思っています。

皆さんが何かの機会で大金を手に入れたときに、参考になれば幸いです。

今日はこんなところです。ではでは!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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