白鳥まろんさん(42歳)のお子さんも、よそのお子さんと同様に、しょっちゅう風邪をうつしうつされ、保育園から頻繁に呼び出しを受けていたそうです。でも、そういう時、当たり前のように迎えに行く役目を背負わされるのは、決まって「母親」ですよね。「共働きである以上、父親だって迎えに行くべきなのに」と、お迎えがあるたびにモヤッとしてしまうそうなのですが...。
※実際に身の回りで起きた実体験エピソードに基づき構成しています。
子どもを保育園に預けると、しょっちゅう園から「熱があります」等でお迎えの呼び出しがかかります。
話には聞いていたものの、それは予想以上の頻度でした...。
子どもが風邪をひくのは仕方ありません。
子どもたちは、そうやって強い体を作っていくのですから。
とはいえ、いざ園にお迎えに行くのは...。
「もしもしパパ? 保育園からね、熱があるから、できるだけ早くお迎えに来てくださいって連絡があったの」
慌てる私に対し夫は、
「あ、そうなの? 大変だなぁ」
...と、どこか他人事のような口ぶり。
ここで、
「お迎えどうしようか?」「どっちが行こうか?」
などの相談を持ち掛けられたことは、一度もなし!
この時点で、夫は「自分がお迎えに行く対象者」だとは1ミリたりとも思っていないのです。
どこかモヤモヤしながら私も、
「今から私が迎えに行くから」
と当たり前のように言って、電話を切っていました。
そのあと夫からのLINEは「ありがとうのスタンプ」のみ...。
このスタンプがまた、私のいら立ちをかき立てます。
「いやいや、あなたはスタンプのみで済むかもしれないけど!」
「私は仕事の引継ぎをしたり、職場の人たちに謝ったり、走って駅に向かって、そわそわしながら電車に乗って迎えに行ってること、知らないでしょ!」
でも、思ったのです。
私自身もどこかそれを「当たり前」と思ってしまっているのです。
だから、父である夫に「今日お迎えいける?」なんて聞いたこともありませんでした。
「共働きなのに、おかしくないか?」
私にだってやらなければいけない仕事があって、それは夫婦とも同じはず...。
何より娘は、私たち二人の子どもなのです。
そう思い改めてからは...。
「保育園から『迎えに来てください』って連絡があったんだけど、今日はパパがお迎え行けない?」
と、必ず尋ねるようにしています。
断られるとわかっていても、まずは夫が、「自分がお迎えに行く対象者」なのだということを、自覚してもらう事が大切だと思ったのです。
いまだにお迎え担当は、常に私なのですが...。
それでも、夫も少しは意識が変わったのか、
「行けなくてごめんね」
「〇曜日だったら俺が行けるかも」
といった言葉をかけてもらえるようになりました。
小さなことですが、歩み寄りって、大切ですね。
いつかは「育児の負担を半々にして助け合っていけたら...」と願う毎日です。
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