<この体験記を書いた人>
ペンネーム:れもん
性別:女
年齢:47
プロフィール:2人の息子を持つシングルマザーです。虫は苦手ですが、ここ数年低山ハイキングにはまっています。
私(47歳)は10年以上前からシングルマザーなので、子育てをしながらこれまでずっと働いてきました。
2人の息子(長男20歳と次男15歳)がまだ幼い頃は、しょっちゅう熱を出し、そのたびにお迎えが必要でした。
仕事を休めばお給料が減り、心身ともに追い詰められて、肉体的にも経済的にもギリギリで生活していたことをよく覚えています。
当時は在宅で働けるようなスキルもなく、家で仕事ができればどんなに救われるだろうとかと思っていました。
ところが新型コロナが拡大したことで、私の働き方はガラリと変わりました。
それまでは車で片道40分から1時間くらいかけて通勤していましたが、仕事が1カ月間お休みになった後、一時的に100%在宅での勤務が可能となったのです。
今さらではありますが、念願だった在宅ワーカーとなり喜んでいました。
会議も仕事の打ち合わせもすべてオンラインで行い、なんとも快適!
他にも通勤時間のロスがないこと、通勤ラッシュ時の交通事故などの危険を回避できること、仕事の合間に家事ができること、嫌な上司に直接会わなくて良いこと...私にとって、在宅ワークのメリットを挙げればきりがありません。
とにかくもう「在宅ワーク最高!」の一言に尽きます。
でも、在宅ワークは感染の状況が落ち着くまで...という条件だったので、念願だった在宅ワークはつかの間の勤務形態です。
私の会社では半年で終わってしまい、決まった時間に出勤する従来の働き方に戻ってしまったのです。
在宅ワークを経験してからは、以前は当たり前だった通勤、対面でのやりとりなどに違和感を覚えるようになっていき、私のストレスは徐々に膨らんでいきました。
「在宅ワークじゃないと、もうダメかも...」
そんなことをが頭をよぎり、10年間勤めてきた職場を離れることを考え始めていました。
この仕事は好きですし、離職して納得のいく仕事に就けるかどうか、ものすごく不安でしたが、ちょうど人事異動が出る頃でもあったので、意を決して退職を申し出たのです。
その後、いろいろと覚悟はしていたのですが、数日後、人事部から電話をいただきました。
なんと、在宅専属職員として働かないかと提案をいただいたのです。
思ってもみなかった話に私は2つ返事で「ぜひ! お願い致します!」と答えました。
それからは以前にも増して、在宅で働くことに重きを置くようになっています。
今後、親の介護が始まるのもそう遠い未来ではありません。
そうした家庭の事情も含め、在宅で働くことに強いこだわりを持っています。
同時に、強く望めば叶うものなのだと実感しました。
わがままを受け入れてくれた会社には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも精一杯、会社に貢献できるようスキルアップしていきたいと思っています。
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