<この体験記を書いた人>
ペンネーム:かっちゃん
性別:女
年齢:42
プロフィール:夫の家族と同居する3児の母です。
私は結婚当初から夫の両親と同居をしています。
15年以上も一緒に暮らしていれば、当然いいことばかりではありません。
特に嫁と姑の関係はどこの国でも、どこの家庭でも複雑なものなのかもしれません。
根本的に良好な関係は難しいと思い、適度な距離感を保とうとしていますが、どうしても気に入らないことってありますよね?
私は義母(69歳)のある仕草(癖?)がどうしても気に入らないのです。
それは、気に入らないことがあると露骨に首をかしげること。
それを見ると、また何か気にいらないんだろうな〜、と流したい気持ちの一方で、何が嫌なのか気になってしまいます。
首をかしげながらブツブツ言っていることもありますが、聞こえるか聞こえないかの絶妙な音量で内容は分かりません。
若かったころは、自分に何か落ち度があったのかと気にして、悩んだこともありました。
しかし、何度か理由を聞いたときも納得のいくものは一つもなく、ほとんどの場合は意味不明な回答を言われただけでした。
「69歳のいい大人が子どもじみてる!」と頭にくることもあります。
「何か言いたいことがあるなら、はっきり言ってください」と直談判したこともありました。
しかし、勇気を出してこちらから聞いても、適当にはぐらかされてしまうのです。
その他のことでも2年に一度くらいは衝突し、言い合ったこともあります。
それがきっかけで改善されたこともあれば、うやむやになったことも。
そんなことを繰り返した結果、私が出した結論は「人を変えることはできない。環境を変えたければ、自分が変わるしかない」ということです。
相手は自分の鏡のようなもの。
首をかしげるということは、相手には私を不満に思う何かがあるのです。
自分にとっての正しさは、他人にとっても正しいわけではありません。
このように理性の部分で理解できるようになれたのは、義母と過ごしたおかげと感謝しています。
穏やかに過ごせる日ばかりではありませんが、なるべく無駄なエネルギーを使うことなく、楽しい日々を送れる自分でありたいと今は思っています。
嫁と姑が完全に分かり合い、仲良くするのは難しいもの。
しかし、お互いに傷つけあうことなく、必要であれば協力して支え合えるくらいの、ちょうどよい距離感を大切にしたいものです。
同時に、ついつい感謝の気持ちを忘れてしまいがちなので、「ありがとうございます」だけはいつも口にしようと思います。
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