こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】「介護度が低い時の方が大変だった」という介護経験者による言葉の意味/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
義父のデイサービスの利用日を増やすことは、義父に要介護2が出た半年ほど前から既に検討していました。(義母はこの時要介護3)
けれど
思うように話は進まず...。
介護の負担が増えるにつれて少しずつ増やしていった義父母のデイサービス利用でしたが、介護度が上がって利用日数が増えれば利用料も上がります。
わが家の場合、介護費用のほとんどを義父母自身が出しているため、まずは『お伺い』を立てなくてはならないのが辛いところ。
幸いなことに今通っているデイサービスを義父はとても気に入っており、義母もデイサービスならショートステイ利用時のような不調は起きません。
特に義父に関しては『リハビリのためにデイサービス通っている自分』を『誇り』のようにとらえていたところがありました。
だからクリアすべきは『お金』のみ。
かつては通販にハマって浪費の限りを尽くしていた義父も、正気に戻ってからはすっかり財布のヒモが固くなっていたのです。
もともと手堅い性格の上、先行きの不安は歳をとればとるほど募ってくるもののようです。
ここは1番、困った時のケアマネおーさん頼み。
おーさんは速攻で義父母のデイサービスに確認し、水曜日、双方の『空き』を確保した上で義父が家に居る日を見計らい説得に訪れてくれました。
注意しなくてはならないのはデイサービス利用を増やす理由をやみくもに
と、訴えてはダメなこと。
もちろん、私のレスパイト(息抜き)が一番の目的なんですが、これでは義父の気持ちには少しも響きません。
だって彼、ヨメに楽させるためデイサービスに行ってる気はサラサラないんですもの。
そこでおーさんすかさず『援護射撃』を撃ち込みます。
「ボクが受け持ってるご家族でも介護してる側が倒れたり、中には介護疲れで亡くなっちゃった方もいるんですよ。すると太郎さんはともかく、はな子さんを入所させるしかなくなるんじゃないですか? そうなると...」
さすがおーさん、イイとこ突きます(笑)
「お金も有効に使った方がいいとボクは思いますけどね...。」
おーさんのお陰でめでたく義父週4デイサービス利用ミッション大成功となりました。
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