幼稚園の入園準備資金がない! 弟嫁に泣きつかれて駆けつけると...はぁ!?/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。今から20年以上前、私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

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上弟嫁の母親から「助けてください!」と電話があったが、私はどのツラ下げて電話が出来たんだと怒りがわいた。

その理由はこうだ。

目まぐるしかった日々の間に、一度死産を経験した上弟嫁が再び妊娠。

下弟の嫁も妊娠が分かり、二人とも無事に出産してどちらも女の子だった。

学年的には同級生になる。

忙しいとあっと言う間に時が過ぎるもので、その上弟娘が幼稚園に入園すると聞いた春、上弟嫁から電話があった。

相変わらず借金に追われる生活だが、同じ歳の子を持つ親として、子どもが可哀想だからと下弟が上弟に事ある毎に援助していたのを聞いていた。

公立の幼稚園とは言うものの、タダでは入れないし通えない。

よくそんな金が作れたもんだと思った半面、さすがに我が子の為なら何とかしたんだろうとも思った。

しかし実際はと言うと、上弟は入園金はなんとか作ったものの入園準備をするにあたっての費用が無く、「近所で卒園児のお下がりをかき集めて来い!」と嫁に言い、上弟嫁は途方に暮れていた。

そこで私に電話が来て、嫁から泣きつかれたのだ。

知らぬ存ぜぬでほったらかしても良いものだろうが、こんな所に生まれた姪が気の毒だった。

子どもが親を選べないのは、私自身が良く分かっている。

私はへそくりから10万円ほど用意して向かった。

上弟嫁は私が行くと園からのお便りも見せて来た。

幸い入園する予定の幼稚園は制服が無く、普段着で良いのは助かるものの、お道具や園バッグに体操服に遊び着に上靴と、入園時には結構な物入りは確かだ。

むしろ制服がある方が助かると言う考え方もあるだろうが、その制服を購入するのに一度に数万円出すのが難しい家庭もある。

どうして保育園にしないのかと思ったが、同居している嫁の母親とパートに行きながら交代で子どもの面倒を見ていたから、むしろ女が家に2人いるのに、保育園に払う金がもったいなかったとでも思ったようで、ある意味保育園に入れてガッツリ稼ぐと言う選択肢はなかったようだ。

入園式の日を聞くと、もう一週間後だった。

もちろん責任の大元は上弟にあるが、同じ母親としてあんたは何をやってるんだと怒りがわいてきた。

けれどもそれをこの嫁に言ったとして改善が期待出来るものでもなく、むしろ1週間後の入園式をなんとかする方が先だった。

物品購入だけでなく手作りグッズも必要な事が分かる。

その手作りグッズすら「作れないし材料費がかかる」と嫁は手を付けておらず、怒鳴りたいのを押し殺す。

「ミシンが無いから作れない」と言うなら手縫いで良いじゃないか。

「布代が無い」と言うなら酒を減らせばいい。

親なんだからそれくらい当たり前だろう。

しかし稼ぎの悪いくせに酒やたばこを減らす事も無く、それをなんとかヤリクリするのは女の役目とばかりに「女が2人もいるのに母娘揃って役立たず」と、上弟は何かにつけ怒鳴ると言う。

怒鳴られないようにするために、気が付けば借金まみれと言うのが状況だった。

「この前晩御飯もかねて居酒屋に行ったら、自分はビールを何杯もおかわりしたのに、この子がデザートのプリンが食べたいって言ったら贅沢だって言ったんです...。」

上弟嫁は私に普段の上弟の状況を愚痴ったつもりだろうが、私は目の前の嫁に腹が立った。

聞きようによっては小姑の嫁いびりに聞こえるかも知れないが、私はとにかく同じ子を持つ母親として、姪が可哀想で仕方が無かった。

「で? その居酒屋であんたも一緒になってビール飲んだわけ?」

上弟嫁は「えっ?」と驚いた顔をした。

「基本的に弟が悪いのは当然として、生活に困って借金して、子どもの入園準備の金まで無い状況にも関わらず、あんたも一緒になって飲んでたと?」

上弟嫁は「そう言う意味か」と理解した様で無言だった。

「私は生活が物凄く大変やった時、誰かが子どもの面倒を見てくれるわけでもないから一人で子育てしながら必死で内職してたし、美容院にも何年も行かんかったし、外食になんか行く事すら考えんかったわ。一緒になった使っててどうするん? 旦那が使ってるんやから私も使ってええとちゃうやろ。あのバカと別れる気ぃが無いんやったら、あんたが賢なかったらあかんやん。夫婦揃ってアホでどないすんの。母親が付いてて、なんでこんな状況なん?」

私は嫁の母親に向かっても言った。

この時、嫁の母親がどこかしら様子がおかしかった理由が後になってわかる。

「とりあえずこのお金で入園グッズは買い揃えなさい! 入園式用の服は買って持って来てあげるし、手作りグッズも作って持って来るから!」

私は幼稚園からのお便りを、携帯(当時ガラケー)で手作り品の製図も含めて何枚も撮影した。

帰りに手芸店に寄って材料を、子ども服屋の入園入学コーナーで姪の服を買った。

翌日1日かけて入園グッズを作り、その翌日にそれらを届けた。

何とか入園式に間に合ったが、無事に入園式が迎えられたとの連絡は無かった。

入園から3カ月後、再び上弟嫁から連絡が来た。

幼稚園で姪が日々楽しく送っている事の知らせかと思ったら、またもや借金の申し入れだった。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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