<この体験記を書いた人>
ペンネーム:せみ
性別:女
年齢:44
プロフィール:44歳の夫と中学2年生の娘と暮らすパート主婦。
我が家では娘が小学1年生から6年生くらいまでの約6年間、モルモットを飼っていました。
白とグレーの毛をした、食いしん坊の女の子です。
我が家では、娘が保育園くらいの頃から公共の動物園などに行って、モルモットのふれあい体験会に参加していました。
体験会で母親の私のほうがモルモットにはまってしまい、私自身が世話を全てするという約束で、ペットショップで購入。
それが食いしん坊の女の子モルモットです。
ちなみに我が家では、「飼いたい!」と主張した人が主体になってお世話をする感じです。
主体的に世話する人以外の家族も、サポートをしたり、気まぐれになでたりはしますが、基本的には言い出しっぺがほぼ一人やることになっています。
かわいいモルモットを飼うことが決まり、我が家にモルモットとケージなど飼育セットがやって来ました。
うちで飼うまでは、モルモットの鳴き声をあまり聞いたことがなかったのですが、彼女は「キューキュー」とか「プイプイ」というような不思議な音を出して鳴きます。
初めて自宅で彼女が鳴いているのを聞いたときは、何の音なのかすぐには分からず、謎の機械音のように感じたほどです。
犬や猫などと違って、モルモットは口を開かずに、無表情で鳴くことが多いため、余計に分かりづらかったのだと思います。
彼女はときどきしか鳴かない大人しい子でしたが、鳴くときは割と激しく鳴きます。
ふと、彼女がどんなときに鳴くのか気になって観察してみたのですが、彼女が鳴くのは、毎回決まって食べ物がもらえそうなときだけでした。
例えば、私が料理をしようとして冷蔵庫の野菜室を開くとき、または買い物から帰って来て買い物袋をガサガサしてるときなどです。
彼女はケージの中で立ち上がり、前足をバーンとケージの金網にぶつけながら、必死で「キュー! キュー!」と鳴いて野菜や果物を要求します。
私が野菜や果物の端っこをあげると、それを受け取ったとたんに「スン」とした無表情になって、無言でひたすら食べまくります。
その様子を見るたび、夫はニヤッと笑い「ママ(私のこと)にそっくりだね!」と私に向かって嫌味を言うのでした。
なぜなら、夫は一人で買い物やお出かけに行くと、いつも自宅に帰ったときに「お土産だよ」と言って、私と娘に団子やどら焼き、大福などの生菓子をくれます。
そのため私は、夫がガサガサと買い物袋の音をさせながら帰ってくると、玄関に行って「お土産は?」などとお菓子をねだる癖がついてしまいました。
私はお菓子を受け取ると、毎回「ありがとう!」とは言いますが、その後は無言でモリモリ食べます。
その様子が、私に対するモルモットの態度と似ているようです。
モルモットはどの子も食いしん坊な性格なのではないかとも思うのですが、私に似ているという説も否定できないので、言われる度に、ちょっと複雑な気分になるのでした。
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