闘病中の猫の最期の姿を思い出すと涙が...。ありがとう、君の優しさで救われました

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:65
プロフィール:猫が好きです。今家にいる猫は2匹目で、カーテンレールの上をひょいひょいと歩く身軽な子です。

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65歳主婦です。
1歳上の夫と、猫と暮らしています。

お盆のお墓参りに行った後、すぐ近くのペット霊園に寄りました。

そこには7年ほど前に猫の難病で亡くなった先代猫が眠っています。

気が優しい茶虎の猫で、名前は「うりぼう」。

娘たちが巣立ってから飼い始めた猫です。

名前の由来にもなった、背中の縞模様が見事な猫でした。

夫は、うりぼうを目の中に入れても痛くないんじゃないかと思えるほど可愛がっていました。

仕事から帰ってくるとうりぼうを真っ先に探して抱き上げ、「うりぼうはお父さんが好きなんだよなあー、我が家の宝だなあ」とニコニコ。

「自分の子どもにもそんなこと言ったことないじゃないの」

私はちょっと呆れながらも、スリスリ体をこすりつけて甘えたり、いたずらを知らんぷりしたり、変な表現ですが、人間味あふれるうりぼうが可愛くて仕方ありませんでした。

我が家にはなくてはならない存在になっていたうりぼうは、4歳のとき猫の難病にかかり、1カ月半ほどの闘病の後、亡くなりました。

辛抱強い子で、辛い治療も本当に頑張っていました。

でも、その甲斐もなくみるみる悪化していき、最終的に獣医師さんから安楽死の提案まで...。

「もう治る見込みはないから、この子にとって長く生きることが幸せか考えてください」

そう言われましたが、私たちはうりぼうを安楽死させるなんて絶対に考えられませんでした。

その場で「治療を続けたい」と獣医師さんに伝え、自宅では夫婦で交代しながら看病を続けました。

そして...うりぼうが亡くなる数日前の事です。

もうほとんど起き上がれなくなったうりぼうをなでていると、気持ちよさそうな顔でゴロゴロと喉を鳴らしてきたのです。

もっとなでて欲しいときの、首を伸ばして顔を擦り付けるような仕草。

なんとも気持ちよさそうに喉を鳴らすうりぼうが「もう苦しくないよ」と言っているようで、ああ、もうすぐお迎えが来るんだろうな...と何となく察しました。

その数日後、うりぼうは亡くなりました。

私たち夫婦は、うりぼうを亡くした事をすぐには受け入れられませんでした。

治療を続けたのは人間のエゴで、苦しみを長引かせただけなんじゃないか...?

自然に任せた方が猫は幸せだったんじゃないか...?

口には出しませんでしたが、夫も私と同じように悩んでいたと思います。

安楽死を選択せず治療を続けたことに後悔が残っていない...とは、とてもではないですが、言い切ることはできません。

一生、後悔し続けるかもしれません。

でも、最期に見せてくれた、気持ちよさそうな表情でゴロゴロと喉を鳴らすうりぼうを思い出すと、「最期の瞬間を穏やかに過ごせたのかもしれないな」と、少しだけ救われたような気持ちになるのです。

うりぼう、私たちと一緒に過ごしてくれて、本当にありがとうね。

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