まさかの家庭内別居!? 2匹の猫の「性格の不一致」に飼い主はドキドキ、ハラハラの日々

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:はおり
性別:女
年齢:58
プロフィール:専業主婦。子供は3人。上2人は独立、末っ子は18歳の大学1年生。趣味は断捨離と猫と遊ぶこと。

まさかの家庭内別居!? 2匹の猫の「性格の不一致」に飼い主はドキドキ、ハラハラの日々 44.jpg

我が家には、2匹の猫がいます。

1匹は茶トラの雌猫で10歳。

18歳の大学1年生の末娘が小学校の帰り道に拾ってきた(娘曰く、勝手に付いてきた)のが縁で、我が家の一員になりました。

名前は「ちーちゃん」、のんびり屋で甘えん坊です。

もう1匹は5歳になるペルシャのチンチラシルバーという雌猫です。

こちらは、友人が飼っていた猫が生んだ3匹の子猫のうち、1匹を我が家に迎え入れました。

「はーちゃん」と名付けたこの子はわがままで甘えん坊で行動的です。

はーちゃんは、実は最初、他の友人宅に貰われていたのですが、その友人が海外赴任することになり、私が飼うことになったのです。

幸い、私たち家族にもすぐ慣れてくれたので安心しました。

しかし問題は、先住猫のちーちゃんでした。

はーちゃんが我が家に来たときは、鼻を摺り寄せたりして匂いを嗅ぎ合い、仲良くなれるかなと思っていたのですが、考えが甘すぎました。

行動的なはーちゃんは、家に来てすぐ家中を探検し始め、階段を駆け上り走り回りました。

大人しくおっとりした性格のちーちゃんは驚いたのか、自分のテリトリーを侵されると思ったのか、はーちゃんに向かって「シャー」と威嚇し始めたのです。

はーちゃんも負けずに「シャー」と言い、ケンカが始まりました。

慌てて引き離すも、ちーちゃんが怖がり、ベランダの隅の物置の下の隙間に入ったまま、3日くらい出てこなくなってしまいました。

餌をベランダに置いておくと、朝には少なくなってるので食べてはいるようです。

しかし、ようやく出てきてもはーちゃんが怖いのか、元気がなく餌も普段より食べなくなりました。

心配した私は、いつも診てもらっている近所の動物病院に相談に行きました。

先住猫と新しく来た猫が合わないということは、結構よくある話だそうです。

「しばらくの間、1階と2階で住み分けたらどうですか」

そんなアドバイスを受けたので、帰って早速、餌、トイレをそれぞれ1階と2階に設置し、1階の和室をはーちゃんの部屋、2階の末娘の部屋をちーちゃんの部屋とすることに決めました。

和室はガラスの引き戸になっており、はーちゃんは自力で開けることはできません。

ちーちゃんが1階に降りてくるときは、必ず和室の戸は閉めるようにしています。

また、はーちゃんを2階には行かせないようにし、2匹を一緒にしないよう気を配りました。

幸い、この方法でちーちゃんは元気になり、餌もいつも通り食べるようになりました。

はーちゃんも、和室を気に入ったようです。

ちーちゃんが2階で寝ているときは、1階の台所や風呂場で遊んだり機嫌が良さそうです。

こんなきっかけで始まった我が家の猫の家庭内別居ですが、守るのはなかなか大変です。

朝起きると、2階の夫婦の寝室の隣にある末娘の部屋へ行き、まずちーちゃんのトイレの掃除と餌やり。

次に1階に降り、はーちゃんのいる和室のトイレの掃除と餌やりです。

家族の朝食作りはその後です。

夕方になると、今度ははーちゃんと紐で遊んであげます。

2階の洗濯物を取込むついでに、ちーちゃんとの紐遊びも忘れません。

こんな猫たちの家庭内別居が、2年くらい続いています。

ときどき、猫たちが鉢合わせすると「シャー」と威嚇するものの、少しだけ慣れてきた様子。

いつか、別居が解消される日が来ることを願っていますが、いつになることやら...。

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