こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに 今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】息子の結婚式の間だけでいいからお願い! 義父母のショートステイ利用大作戦/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
担当者会議を終えた後もやらなければならないことはまだまだ沢山あります。
義母はもう既に1月から試し利用をしているので準備に関しては特に問題ありませんが、義父の分は1からそろえなくてはならないのです。
こだわりが強い義父。
特に肌着は気に入ったものしか着ようとしません。
普段の『お気に入り』は洗濯が頻繁で痛みがひどく他人の目にさらすのが憚られる状態のものばかりだったのです。
デイサービスでは断固としてお風呂に入らない義父なので着替えることがほとんどなかったため
恥ずかしながら、ずっと見ないふりをしてきたツケを一気に突き付けられた格好です。
ショートステイもお風呂はおそらく拒否するでしょうが3日間お世話になるのですから着替えないわけにはいかないでしょ?
同じく普段のパジャマもボロボロだし...。
義父は自分から頼んだ買い物以外、まずお金を出さない人なので 仕方なく、こちらで見繕って購入しました。
肌着やパジャマを揃えると今度はアウターも気になります。
以前の義父はかなりのオシャレさんでした。
洋服は結構沢山持っていたのですが、年を取って管理が行き届かなくなってくるとそれらもクチャクチャ。
なのに、こだわりは健在なのでこれまた『お気に入り』だけを着続けるのです。
その上、着たまんまご飯を食べたりするものですから、
食べこぼしで、より一層クチャクチャ。
どれだけ汚れていようとも義父にとっては『お気に入り』は『お気に入り』。
こちらがいくら言ったところで
他の手持ちの服に着替えようとはしません。
仕方なく『お気に入り』によく似たジャケットを探しだし新調することにしました。
結局その他にもおしりが擦り切れそうになっていたズボンやら義父が好みそうなフリースやらをひとそろい。
気が付けば義父が3日間ショートで使う衣類のほとんどを自腹購入する羽目になってしまいました。
安くない冬物に懐は痛いですがこれも孫の結婚式に出席させられない罪滅ぼしと気分よくショートへ行ってもらうための下心です。
そして、介護施設では下着、上着、靴下などほんの小さな小物まで全ての持ち物に名前を記入しなくてはなりません。
...これが結構大変。
そんなこんなでめでたい準備は着々とすすんでいくのでありました。
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