こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに 今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】介護が辛くないのは義母のおかげ? 3秒前を覚えてなくても嫁への気遣いは忘れない/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
2013年の12月初旬に予定していた次男の結婚式がいよいよ近づいてきました。
あいにく、インフルエンザや風邪がはやり始める季節でもあります。
介護家庭は毎日戦々恐々。
かかりつけ医の定期受診さえも
あれこれ心配が絶えません。
結婚式の最中はショートステイで義父母を預かってもらうことになっていますが、その間の二人の健康状態がスムーズに利用できるかどうかを左右するのです。
それでなくとも気温の変化に順応が難しく、体調を崩しやすい高齢者。
何とか直前までコンディションを整えて万全の体制で結婚式に臨みたいものです。
その上、最大のハードルがもうひとつ控えておりました。
義父がショートステイ利用を承諾したのは8月終盤。
とりあえず結婚式前後、2泊3日の日程はおさえてもらってありますが(結婚式は日曜日。特に土日は利用が集中するため早めにキープする必要があるのです)。
義父にとっては初めてのショートステイ利用のため『担当者会議』を開かなければならないのです。
結局義父は『お試し』することなくここまできてしまったわけですが、これも義父の性格を考慮してのこと。
一旦は承諾しても、気に入らないところが少しでもあれば前言撤回は十分に考えられます。
結婚式前に
アクシデントは何としてでも避けたいですものね。
とにかく、結婚式の間だけでもショートステイを利用してもらいたい。
ただその1点集中の措置でした。
ギリギリまで当たらず触らず迎えた11月後半。
いよいよ『担当者会議』の開催です。
通常は介護サービス担当者が一堂に会して行う『担当者会議』ですが、今回はショートステイ担当者、ケアマネおーさん、そして私。
え? 義父ですか?
たまたま2階の自室でお昼寝中だったのを良いことに詳しい話し合いはこの3人で進行することになりました。
(後で義父のいる2階までショートステイ担当者がちゃんと挨拶していってくれましたけどね)
お陰で
・便が出てしまうのでお風呂はまず入らないだろうということ(未だデイサービスでも拒否し続けていました。)
・身体の自由が利かなくなっている一方、まだ意識がしっかりしているためプライドが高く自分が納得するまで他人の意見を聞き入れないこと などなど
義父が同席していたら踏み込めない話もじっくり出来ました。
ただし気に入りさえすればとことん入れ込むタイプなので、今回の利用で
良い感触が得られれば万々歳です。
正直なところ、義母一人がショートステイを利用してくれていても義父が家に居る限り、介護者である私にとって休息には程遠いため
結婚式以降も利用継続出来れば言うことはありません。
会議の後は、お約束の契約書サインの山を片付けて
この日のミッションは無事終了。
果たして『初めてのお泊り』『次男の結婚式』の行方やいかに。
後はドキドキ当日を待つこととなりました。
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