<この体験記を書いた人>
ペンネーム:せみ
性別:女性
年齢:44
プロフィール:44歳の夫と中学2年生の娘と暮らすパート主婦。
2020年の夏ごろのことです。
当時43歳の私は、室内の床に置いてあるティッシュペーパーを見て驚愕しました。
そのティッシュペーパーは紙のボックスではなく、ビニールのパッケージの中にティッシュの束が入っているタイプのものでした。
ティッシュを覆うパッケージは透明で、中のティッシュの束が外からも丸見えなのですが、なんとそのティッシュの束の周囲に数10匹のアリがうごめいていたのです。
私は急いでティッシュからアリをどけようとしましたが、ティッシュの間という間にアリが入り込んでいて、とてもすべてを取り除くことは不可能でした。
さらには、近くにあったゴミ箱の中にアリが何匹か歩き回っているのも見えました。
恐怖を感じた私は、アリの集団入りのティッシュをトイレに持っていって、便器の上でティッシュをパッケージから取り出し、パタパタとはたいて、アリを便器の中に落として流したのです。
ゴミ箱のアリも、スプレー式のアリ用殺虫剤を念入りにかけ、ゴミ箱やティッシュ、トイレの周囲に掃除機もかけました。
そして、ゴミ箱に入っていたゴミや、掃除機のパック、先述のアリを取り除いたティッシュなどを、一緒にまとめてビニール袋に。
また殺虫剤をみっちりかけて、ビニール袋を2重にして、厳重に密閉して捨てたのでした。
こうして一旦は、目に見えるアリはいなくなりましたが、それにしても不思議なのは、どうしてたくさんのアリが室内に入ってきたのかということです。
室内には開封済みのお菓子や食べ物を置いていたわけではなく、ティッシュのパッケージの中にはもちろん、ゴミ箱の中ですら、アリの餌になるような甘い物や食べかすは入っていませんでした。
ネットで調べてみると、室内に甘いものがなくても、窓を開けているだけで、窓から侵入して、ティッシュや家電製品内などに住み着き、家電の故障の原因にもなるタイプのアリがいるということを知りました。
そのアリの写真を見ると、先ほど退治したアリと見た目が似ている気がします。
当時は3密を避けるなどのコロナ対策のため、世間では室内の換気が奨励されていました。
普段は窓を開けない我が家も、エアコンをかけつつ、窓も少し開けて換気していたのです。
私はすぐに窓を閉め、フィルター付きの換気扇と換気口での換気に切り替えました。
そして、家の周囲にもアリの殺虫剤をまき、ダメ押しで置き型のアリ用殺虫剤も購入して、家の中のすべての窓枠や出入り口と、最初にアリを発見したティッシュやごみ箱のあった場所に配置することにしたのです。
しかし、その後もアリは、最初にアリまみれになったティッシュやゴミ箱の置いてあった場所の周辺に何度か出現しました。
初めのアリの出没以降、しばらく自宅の窓は開けていなかったので、ひょっとしたら、前回に何匹か仕留めそこなったアリがいたのかもしれません。
あるいは前回の時にすでに卵を生みつけられていて、その卵が孵化したのか?
ともあれ、何度もアリを見つけるたびに退治し、片づける日がしばらく続いたのです。
また、置き型の殺虫剤を置いたためか、初めから死んだ状態で発見されるアリもいました。
そうして、退治するたびに復活するアリの数は減っていき、1週間かそれ以上かけて、やっとアリが出なくなり、やっと我が家に平穏な日々が訪れたのでした。
幸い我が家の場合は家電は無事でしたが、これ以来、家族みんなアリ恐怖症になってしまいました...。
今は窓の換気は短時間かつ人が見ている間だけにとどめ、アリ用の置き型殺虫剤を常備するようになりました。
関連の体験記:雑に捨てられた生ゴミから「アレ」が大量発生し職場がパニック! もしかしたらレジ袋の有料化が原因?
関連の体験記:枯れ葉や虫が侵入!隣の荒れ果てた庭の被害が、私の大事な家庭菜園に
関連の体験記:あんなに洗ったのに鍋料理に細かな虫がプカ~!! 義父母の「無農薬野菜」の呪縛から逃れられない!
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。