こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに 今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
前回の記事:「死なないサイボーグ」じゃないから。時には見守ることも必要な介護/山田あしゅら
思い返すと、義父に対しては『説得』が始終ついて回っていました。
当人の頑固な性格が一番の要因とはいえ、それだけしっかり最後まで自分の意思を持ち続けていたってことだと思います。
例年9月に行われていた町内の敬老会。
参加し始めて5年ほど、義父は毎年出席し、いつも楽しみにしていました。
もうじき敬老会という頃。
私はてっきり
こう言うと思っていたのですが
と、言い分はあくまで「義母が行けないから」でしたが、自分から『やめる』宣言を切り出してきたのです。
10分以上座位を保つことが出来なくなってきた義父。
出席が難しいのはむしろ義父の方なんですけどね...。
認めたくないけど自らの衰えを受け入れざるを得なくなったってところでしょうか。
日頃の義父を見ていれば『さもありなん』な結果ではありましたが、義父の心情の変化に少々驚くとともに私の頭に浮かんだのは
次男次郎の結婚式のことでした。
新郎の祖父として孫の結婚式に出席するのは当然ですが、ほぼ1日がかりのセレモニー。
出席するとなればまず義父の体力がもたないでしょうし、私たちは私たちで結婚式どころでなくなってしまう恐れが十分にあります。
だからこそ、その間、義父にもショートステイを利用してもらいたいのですが...。
義母のショートステイお試し計画は色々ありながらもコンスタントに進んでいました。
しかし、義父に関してはまだ何の策も講じていません。
デイサービス利用でさえ3年以上かかってやっと軌道にのってきたところですもの。
一筋縄にはいかないことは安易に予想できます。
しかし結婚式は12月。
そろそろ具体的に動き出さなくてはなりません(ショートステイは2カ月前には予約が必要です)。
後々のことを考えれば、本人も納得の上利用してもらうのがベストだと思いますし、めでたい息子の結婚式。
私たちも心安らかに出席したいですものね。
と、いうわけで...晩ご飯時を見計らって、説得に取り掛かりました。
第一声はまず下手に『お伺い』から。
すると
結婚式へ出席するとどんな苦難が待っているのか? 義父の頭は皆目イメージ出来ないようで...。
説得は続きます。
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