<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぽに子
性別:女
年齢:46
プロフィール:小・中学生の子どもがいる兼業主婦です。抜けている所が多い分、子どもたちがしっかり育ったなと最近痛感しています。
義両親(70代前半)と同居中の、46歳パート主婦です。
義家族がかなりの田舎住まいだったため、結婚後にカルチャーショックを感じることが多々あります。
田舎は良い面も当然ありますが、親戚付き合いがかなり面倒です。
当たり前のように年末年始、お盆に集まりますし、「嫁だから」夫の実家を優先して当然という風潮があります。
正直、普段からよく顔を合わせるにもかかわらず、事あるごとに集まってだらだら過ごす、というのが私の性にあまり合いません。
せっかくのお休みなので旅行にでも行きたいと思うこともしばしばです。
しかし、結婚して最初のお正月に夫と旅行に行ったところ、義母から文句を言われたため、それからは行っていません。
親戚の集まりの中で特に面倒なのが、年末恒例の餅つき大会です。
義父は四人兄弟の末っ子なのですが、その義父の長兄(80歳前後)が主催している餅つきに集まらなくてはいけません。
しかも年末の忙しい時期に!
結婚前は義父の兄姉だけが集まっていましたが、義父兄姉の子どもたち(夫の従兄弟)が結婚すると、従兄弟たちも奥さん連れで集まるようになりました。
私も結婚後、最初の年末からこの餅つきに参加することになりました。
夫は年末年始は休めない職業のため、私ひとりでぽつーんと参加させられています。
もちろん義父と義母もいますが、餅つきの準備に忙しいので私は従兄弟の奥さんたちと集まって一か所に座って待っています。
この餅つき、準備やお餅を丸めて色んなお餅にする作業は義父姉や義父兄嫁たち、餅つきは義父や従兄弟たちで終わってしまいます。
最初の頃は手伝おうとしましたが、「いいから座って待っててねー」と言われて断られてしまいます。
何もしない一日って割と長いのでお手伝いさせてほしいのですが、「お嫁さんはゆっくりしていってね」と言われるだけです。
つまり集まったものの、従兄弟の奥さんや私は帰りに餅をもらって帰るだけなんです。
それでも子どもたちが小さいうちは、集まって一緒に遊ばせたりしていたので一日なんとなく過ごすことができました。
ですが子どもも大きくなると連れてくることが減り、「仕事で忙しい」、「年末は奥さんの実家に行く」など理由を付けて、従兄弟の奥さんと子どもは少しずつ集まらなくなりました。
餅つきが終わる夕方頃に奥さん方は少し顔を出して、お餅だけを受け取って返っていきます。
私は断りたくても断れません。
正社員の頃からカレンダー通りにお休みがいただける仕事だったため、断る理由がないんです...。
毎年餅つきの時期が迫ってくるとあらかじめ「〇日は餅つきだから予定空けておいてね!」と義母さんに言われてしまいます。
夫に、年末の忙しい時期に行きたくないなーと相談したところ「何もしなくていいなら楽だろ」と言うだけです。
自分の実家の行事なのに、完全に他人事ですね。
友達には「他に予定を作ったら?」と言われました。
日付が分かっているのにその日に予定を組んだら、義母さんも良い気はしませんよね。
結局今は子どもたちにも「行きたくない」と言われてしまい、私は夫のおばさんたち(義父姉と義父兄嫁)とのおしゃべりに付き合うだけです。
月に一回くらいは顔を合わすくらいの距離に住んでいるのに、と思いながら一日ダラダラ過ごしています。
年末の貴重な休みが、何もしない餅つきに参加して一日潰れてしまいます。
2020年末はコロナ禍だったので、さすがに年寄りが集まる餅つきをやめるかな?
そう思った私は「みんなお歳だし、今年は集まるのはあまり良くないんじゃないですか?」と提案しました。
でも義父は末っ子なので意見が言える立場でもなく、結局集まることになってしまいました。
餅つきがなければ年末にやりたいこともたくさんあります。
主催の義父兄がご高齢なので、いつまで続くかは分かりませんが、そういうことを期待するのも不謹慎で嫌ですよね...。
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