ピアノはダメ、犬も、話し声もダメ! まさに監視社会...顔の見えない密告者に怯えるマンション生活

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:やまと
性別:女
年齢:40
プロフィール:50歳の夫と二人暮らしの主婦です。

ピアノはダメ、犬も、話し声もダメ! まさに監視社会...顔の見えない密告者に怯えるマンション生活 35.jpg

私たちの住んでいるマンションは規則が厳しく、例えばベランダや、エントランスなどの共用部分でタバコを吸うことも禁止されています。

マンションの掲示板に「昨日共用部分でタバコの匂いがしたとの通報がありましたが、共用部分は禁煙です」というような張り紙がしてあることもしばしばです。

最初にこの張り紙を見たとき、タバコを吸っている人がいたというわけではなく、タバコの匂いがしただけでも怒られるのか、厳しいんだなと思いました。

そしてここ1年くらいで、規制がさらに厳しくなってきているように感じています。

規則自体が変わったわけではないのですが、張り紙がされる頻度が増え、注意の内容もより細かくなったような気がするのです。

例えばあるときは「廊下で犬が騒いでいて、鳴き声がうるさいので注意してください」という張り紙がありました。

マンションはペットを飼うこと自体は禁止されていないので、私も何人か犬を連れた飼い主さんをマンション内で見かけたことがあります。

どの子も小さな犬でおとなしく、吠えたとしてもそんなにうるさいというほど大きな鳴き声が出るようなタイプではなかったように思います。

またあるときは「ピアノを練習する音が漏れていてうるさい」という張り紙がありました。

部屋の場所が遠いからなのか、私たちはピアノの音を聴いたことは一度もありません。

さらに先日は「ベランダでの話し声がうるさい」との張り紙がありました。

これもたまたまかもしれませんが、私たちは騒音を感じたことはないばかりか、むしろ人の気配を感じることがあまりありません。

子どもはいるけれども声が聞こえてこないので、元気なのか心配になることがあるくらいです。

全く感じたことのないことでここまで注意が多いと、不安です。

私たちの部屋から離れているだけでどこかで騒音があるのかな、それとももしかしたら神経質な人が大袈裟に言っているだけなのかな...などなど、まるで監視されているような気分になってしまいます。

しかし、騒音について文句を言っているのが誰なのかは全く分かりません。

「張り紙が増えたのは最近だから、ここ1年で新しく引っ越してきたあの人かな」

「あのおじいさんは昔からいるけど神経質そうだな」

「在宅勤務が増えたから音が気になり始めたのだとしたら、最近昼間によく見かけるあの人かな」

つい余計なことばかりを考えてしまいます。

いずれにしても、自分たちが文句をつけられないよう静かに暮らすに越したことはないのですが...。

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