<この体験記を書いた人>
ペンネーム:はおり
性別:女
年齢:58
プロフィール:専業主婦。子どもは3人で、3人とも独立。趣味は断捨離と猫と遊ぶことです。
私は58歳の専業主婦です。
最近、不思議な身体の変調がありました。
それは、朝、目覚まし時計をかけなくても5時くらいにはパッチリ目が覚めてしまうということです。
私と同じ50代の主人は、まだ寝ています。
もう少し寝ようと寝床についても眠れないので、そのまま起きているという感じです。
早起きは三文の得とも言いますが、どうしてだろうと不思議な気持ちになりました。
私は若い頃から低血圧のせいか、朝起きるのが苦手だったからです。
目覚まし時計を2個くらい用意し、それでも、なかなか目を覚ますことができなかったくらいです。
それを近所の60代くらいの奥さんに話すと、こんなことを教えてくれました。
「年をとると、朝、早く目が覚めるものなのよ。私も若い頃は朝寝坊だったけど、50代後半になってから、朝早くに目が覚めるようになったよ。人にもよるみたいだけど」
そんなことを言うではありませんか。
私は思わず「えー? そうなの? 老化現象だったんだ」
そういえば朝、近所の公園でラジオ体操をしている老人会の方たちがいます。
わざわざ健康のためにエライなあと思っていましたが、朝、早く目が覚めるのもあったのだと納得したのでした。
私は早起きの体質に変わったのを、良い方向に持って行こうと思いました。
まず、いつもバタバタしていた朝のゴミ捨て、これを起きたらすぐゴミ捨て場に持っていくことにしました。
うちの近所のゴミ捨ての時間は午前5時から8時で、8時20分くらいには回収に来るのです。
きっと、私が一番だと思っていたら、なんと、もう2つほどゴミ袋があるではありませんか。
世間の人たちは、私が思っている以上に早起きして活動してるのだと思い知らされました。
朝食は寝ぼけまなこで作るので、トースト、コーヒー、目玉焼き、ヨーグルトと決まりきったものを作っていましたが、サラダを作る余裕ができました。
近所の60代の奥さんは、朝、ストレッチをすると言っていたので、私も少しやってみることにしました。
洗濯、掃除も、いつも午前中には済ませていましたが、スタートが早いので、いつもより早い時間に終わってしまいます。
昼食までの空いた時間を、パソコンをしたり、本を読んだりします。
早起きするようになって気が付いたことがあります。
それは、ゆったりと朝の鳥たちの鳴き声を聴いたり、犬の散歩をする人と出会って声をかけ話ができたりと、以前より気持ちにゆとりが生まれてきたということです。
老化現象というと、マイナスのことばかり思い浮かべますが、早起きの老化現象をプラスにしていこうと日々を過ごしています。
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