<この体験記を書いた人>
ペンネーム:にな
性別:女
年齢:45
プロフィール:たまに将来を不安に思ったりしている独身フリーランスです。妹と2人暮らし。
これは3年ほど前、私とも以前から面識のあった友人の姉、Aさん(当時47歳)との間にあった出来事です。
ある日、私宛てに聞いたことのない通販会社から会報が届きました。
「私、こんなの登録したことあったっけ?」
そう思い、内容を確認しましたが、やはり全く身に覚えがありませんでした。
しかし、どう考えても会員向けの冊子なのです...。
ネットでその通販会社のことを調べると、あまり評判の良いことは書かれていませんでした。
解約もなかなかさせてくれないとの口コミまであったくらいです。
気味が悪くなり、一刻も早く解約してしまおう! とその通販会社のサイトを検索しました。
ネットで解約手続きができないかとサイトを隅から隅まで見てみたのですが、解約できそうなリンクはありません。
電話番号をなんとか見つけられたのでかけてみると、担当者と話をすることができました。
「お客様はAさんのご友人ということでご紹介いただき、会員登録されていますよね?」
その時点で、「えっ? あのAさん??」と心の中で驚く私。
しかし、そんな打診をされた覚えはありません...。
「いえ、そのようなお話は、こちらは知らされていません」
「Aさんをご存じないということですか?」
「Aさんは確かに知り合いですが、会員登録の件は全く初耳です」
状況を理解した担当者が、私の会員登録を抹消することを約束し、通話は終了しました。
とりあえず良かったぁ...と思い、その冊子も処分して綺麗サッパリ忘れることに。
ところが翌日、Aさんから烈火のごとく怒りの電話がかかってきました。
「ちょっとあんた! 何してくれたんだよ! こっちはあんたのせいで大変だよ!!」
あの件だということはすぐ悟ったものの、何でこんなにAさんが怒っているのかが全くわかりません。
私は「はぁ...」としか返せず、Aさんの勢いは止まりません。
「あんたが余計なこと言ってくれたせいで不正行為がバレて、あたしがペナルティ食らったんだよ! 責任取れよ!!」
相当にご立腹の様子でしたが、完全に自業自得だと思うんですが...。
あまりのAさんの怒りようにパニックになりながらも「え...私は身に覚えのない事態に驚いて、慌てて問い合わせしてしまったんですが...」
そう返すのがやっとな私にAさん怒りは収まりません。
「名前と住所くらい黙って貸せよ、減るもんじゃなし! ほんとあんた最低だね!」と怒鳴ったあと電話をブチっと切られてしまいました。
しばらく放心状態でしたが、時間がたつほどにじわじわと「なんで私が怒られなきゃいけないの!?」とイライラがこみ上げてきました。
私の友人である、Aさんの妹(当時44歳)には姉に代わって丁寧に謝られましたが、あんな姉を持って彼女こそ大変だなぁと思ってしまう出来事でした。
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