夫が隠していた「本当の給料」。毎月ギリギリでやりくりした努力は何だったんだ...!/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

前回の記事:姑の入院でかかった費用はウン十万円。保険未加入で全ての費用は息子夫婦持ち!?/かづ

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ある時から夫が「ノルマがぎりぎりだった」と言うようになった。

不景気で営業成績が下がり、ノルマをやっとクリアできる状況だと言う。

夫の仕事は販売だったが、毎月のノルマがクリアできないと「足切り」と言って最低賃金になる。

夫が言うには、なんとか毎月やっとの思いでノルマをクリアしていると言う。

家族のために必死になって、ノルマをクリアするべく夜中の11時や12時過ぎまで働いていると。

確かに夫は毎日帰宅が日付が変わる前後になり、2時、3時になる事もあった。
自宅に帰って来てからも、お客様への見積書や注文書を書き、新たな顧客獲得のために商品カタログの発送準備などで就寝は夜明けになる事もあった。

給料はぎりぎりどころか全然足りず、私は内職を増やしていた。

金銭的に厳しくなった理由は夫の収入が減っただけでなく、マンションを購入した際のローンの組み方もあった。

マンション購入時に組んだローンは「ステップ式」と言って、5年で支払い額が上がる。

最初の5年間の月々の支払いは3万円で、ボーナス月は10万円。

当時住んでいた賃貸の家賃が3万6千円だったので、夫は楽に返せると思っていた。

将来住宅購入の為にと、月々いくらばかりか貯金を夫からする様に強いられていたので、半年ごとのボーナス払いの10万円も楽に返せると言う話しだった。

ところが不動産屋から出して貰ったローンの試算表を見た時、5年後には月々の支払いが3万円から6万円弱になり、ボーナス月には20万ちょいの支払いになっていた。

当時私は姑にも夫にも訴えた。

「5年後に支払額が倍になるって事は、収入も倍になる保証はある? 子供の教育費や生活費も含めて上がるよ? それが支払えるくらいに給料が上がるん?」

それを姑は「男はな! 借金背負ったら働く!!」と言い、夫は「僕の夢を叶えてくれ!」と泣いて土下座までして懇願したのだ。

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それでもある意味毎日仕事に行き、深夜の帰宅は変わらなかったので、むしろ夫の身体が心配だった。

思った通り、そんな生活が数か月過ぎた頃、夫は謎の背痛に悩まされ出した。

何度も有休を使って病院に行って検査をするが、一向に原因が分からない。

それでも痛みが日に日に増すので、医者から入院して調べようと言われた。

私は夫の身体も心配だが、正直な話し、入院費の方が心配だったが、夫は入院費は一時的に支払うが後で保険から戻って来ると言った。

入院してから10日が経った。

あらゆる検査をしてもやはり原因が分からず、医者からは「精神的でしょうかねぇ...」と言われ、もう病名は「自律神経からの...」と言う事でおさまった。

ある日のこと、私が病院に面会に行っていた際、会社の同僚の方がお見舞いに来てくれた。

席をはずそうとしたが、その方は「顔を見に来ただけですぐに帰りますから」と言う事だったので、椅子を代わってそのまま私は病室に残る事になった。

会社でのイベントや来客状況などの話しを数分して、その同僚の方は椅子から立ち上がった。

「あぁ、そうそう、これ渡しに来たんや。ありがとうな」

同僚の方はそう言ってスーツの上着の内ポケットから茶封筒を出し、夫のベッド横の床頭台に置いた。


私はその瞬間、夫が私の顔を見て「マズイ」と言う表情になったのを見逃さなかった。

同僚の方を病室の外まで見送った私は、夫の元に戻ったが床頭台から封筒は消えていた。


「さっきの封筒、なに?」

「いや、あれは関係無いから」

「関係あるか無いかを聞いてるんやないねん。あれお金やったよね?『ありがとうな』ってなに? そのお金はなんのお金?」


それでも夫は「関係ない」と言い張ろうとする。

別に楽な生活をさせて貰っている訳でもない私は、夫の素振りでその数万円入っていたであろう金が私に内緒にしたい金だと分かった。

そもそも他人に金を貸すほど普段から夫は持っていないので、借金の返済ではない。

「自白するのと、会社に電話して調べられるのとどっちがいい?」


私は本気だ。

夫は観念したように話した。


「ノルマが達成できんかったら給料減らされるやろ? そやからノルマがクリアできん人に、僕の成績を付けてやったんや...」


「で? それであんたは毎月ノルマがクリアできたらそこまでで、その後に受注した成績は他の人に付けてあげてたと? それでその付けてあげた分の成績は、後日現金で受け取ってたと?」

夫の無言が認めていた。


「今までの数か月間、夜中まで頑張って働いていたのは、自分の小遣い銭稼ぎやったと...。家にはノルマぎりぎりやからと少ない給料の中、自分はこうやって金を作ってたと...」


「ま、毎月や無いから! たまたま今月だけやから!」


そんな筈は無いことなど分り切った事だ。

私は夫に手を差し出した。


「出・し・て!」


夫は、慌てて押し込めたと見えるしわくちゃになった茶封筒を枕の下から取り出し私に渡した。

封筒の中には数万円入っていた。

その4日後、夫は2週間を区切りとして退院した。

退院後1週間ほど休みを取り、数日通院した。

入院費は2週間で6万円近かったが、夫が保険請求をしてくれれば入院1日7千円、通院1日3千円入って来る。

ところが、保険屋から帰って来た夫から驚く事を聞く。


「入ってた保険...、入院15日から出るタイプやった...。ごめん...」

翌月の給料日、銀行には会社から色々引かれた残りの数千円が入金された。

もちろんその翌月からは、以前の給料とは比べ物にならないほどの額が入っていた。

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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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