「寂しいよね」と51歳の私に再婚を勧める幼馴染。どうも言いづらい「ほっといて」の一言

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる51歳自営業。

「寂しいよね」と51歳の私に再婚を勧める幼馴染。どうも言いづらい「ほっといて」の一言 22.jpg

近所に住んでいる幼馴染のことです。

彼女とは小・中・高とずっと一緒でした。

彼女の家の前に住んでいたころは、喘息で学校を休みがちだった私にプリントなどを届けてくれたこともよくありました。

三姉妹で育った彼女は「一番しっかりしている」と言われるだけあって、面倒見のいい性格です。

喘息持ちの私のことも「喘息で大変だから自分が面倒見なきゃ」と思ってくれているようで、ずっと気に掛けてくれています。

それはうれしいのですが、中年になった今、「面倒を見る」が「お節介」になり、それも度が過ぎているような気がしないでもありません。

お酒も飲むしタバコも吸う私の健康面を心配して、「お酒はまだしも、タバコは何のメリットもないよ」と、会う度にとがめます。

確かに健康面で言えばその通りなのですが、1人で仕事をしている私にとってタバコは気を紛らわせたり、気分転換ができる必要アイテム。

吸う本数を増やす気はありませんが、止める気もありません。

吸わない人には理解しがたいと思うので、なるべく彼女の前では吸わないようにして、逆らわずに話を聞いています。

しかし、もっと困っているのは、結婚の心配までしてくることです。

そもそも、高校を卒業して以来地元を離れていた私が、20年ほど前に戻って来たときにはバツ2だったのが原因なのでしょう。

彼女の中の「自分が面倒見なきゃ精神(?)」が刺激されたのだと思います。

それでも、まだ40代のうちは彼女自身の子育てもあり、突っ込んだ話にはなりませんでした。

ところが、子育てもひと段落して会う機会が増えると、私のことが俄然気になりだしたようです。

「今後どうするの?」

「ずっと1人でいるの?」

なんてことをちょいちょい問いかけてきます。

私自身、老後のことを考えると1人でいるのは不安でもありますが、2回も失敗しているとあえて婚活をしようとは思いません。

それと、実は付き合っている人がいるのですが、結婚は今のところ考えていません。

彼もバツがあり前妻に養育費を払っている状況なので、彼女が「なんとかしなきゃ」と張り切ると面倒臭いので話していないのです。

そんな事情もあって、彼女の問いかけにはその都度、曖昧な返事をして濁してしまっていました。

ところが、そんな態度が誤解を与えてしまったのか、「寂しいよね」などと言っては、出会いをセッティングしようとするのです。

飲食店を経営している彼女は付き合いも多く、候補が次々と口をついて出てきます。

これはマズイと、角が立たないように「いつかお願いするかも」と断ったのですが、遠慮していると解釈されました。

先日も話を持ってきたので、コロナ禍での自粛を理由にして断ったのですが、「短時間ならいいじゃない?」と食い下がってきます。

「いや~ダメでしょ」と何とか振り切ったものの、コロナが落ち着いたときが怖いです。

ハッキリ言うしかないのでしょうが、使命感に火がついてしまった彼女に逆ギレされそうと思ってしまい、なかなか言い出せないままでいます。

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