<この体験記を書いた人>
ペンネーム:せみ
性別:女
年齢:44
プロフィール:44歳の夫と中学2年生の娘と暮らすパート主婦。
私と同い年の44歳の夫は、少し凝り性な性格。
毎朝一番に新聞やチラシをじっくり読むのが日課です。
夫は若い頃に新聞配達をしていた人で、新聞とそれに挟み込まれているチラシをこよなく愛しています。
そして夫は節約が大好きでもあり、いかに新聞のチラシが節約の役に立つのかをよく力説し、私の好きな飲食店のクーポン付きチラシがあると、そっと私に渡してきます。
ひょっとしたら、新聞を末永く我が家で購読し続けるため、遠回しに新聞の良さを私にアピールしているのかもしれません。
また、夫は「日持ちする物は安いときのまとめ買いが得だ」というのが口癖です。
食品のセールのチラシを見つけると、小遣いでお菓子やジュース、カップ麺等を買ってきて、自分の部屋にためています。
そのため、夫の部屋には常に小さめの衣装ケース3段分と、いろいろな種類のお菓子やジュース、カップ麺などがあり、減ると補充される状態です。
そんな夫はためこんだお菓子やジュースを自分で楽しむだけでなく、嬉々として私たちにも分けてくれます。
私が「今日ちょっとご飯作る気が起きない」というときには、カップ麺をセール価格で譲ってくれます。
中学2年生の娘がお友だちと遊ぶのにお茶菓子が欲しいときや、家族でゲームをしながらお菓子をつまみたいときにも、夫が格安やタダでお菓子をゆずってくれるのです。
このように夫の部屋は、私と娘にとって家庭内にある小さなコンビニのような存在で、割と頻繁に助けられています。
夫にとっての節約は、本人にとって得であれば良いというものではなく、家族全員にとって得であれば良いというもののようです。
そのため、出費の出所が本人の小遣いであっても、安い物を買って家族が得できれば、構わないというのがありがたいところです。
ただ、そんな夫でもちょっと困るなと思うときもあります。
それは、食費を管理する私に対しても、たまに「この商品お得だよ」と生鮮食品や日用品などのチラシを見せてくることです。
正直、安い物を買いにいくように勧められるのは、ちょっとウザイです。
私自身、自分は節約家であると自負していて、よく買う商品の底値も大体把握しており、結構お得に買い物しているはずです。
食品の買い物は格安スーパーを利用し、日用品も格安のドラッグストアやホームセンターで買っていて、各種セールも可能な限り利用しています。
ただ、買い物は手間の節約とついで買いの予防のため、週に1回のみと回数を限定しています。
しかも、自分がお出かけしやすい土曜か日曜のどちらかに絞りたいと考えているのです。
そのため、平日のセールはほとんどの場合スルーしますが、お得大好きな夫は、平日のチラシであっても、お構いなしに見せてきます。
こちらの考えを説明すると、一応納得してくれるのですが、平日仕事帰りにせっせと買い物している夫的にはちょっと理解しがたいときもあるようです。
そういうときは、ちょっとだけ夫を面倒くさいと感じます。
ですが、部屋がコンビニ状態の夫に助けられることも多いので、あまり気にせずにいこうと思います。
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