アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
結婚35年目。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。
11歳年上のIさんと結婚するため、計画的に妊娠した私たち。2人で暮らし始めると、縁を切ったはずの義母から連日のように電話がかかってくるように。
前回の記事:「恥ずかしい嫁を貰ったもんだ」義母からの罵声電話が止まらない!/かづ
義母からの電話は続き、あらゆる事にまで干渉してきた。
息子の給料の手取りがいくらで、その中からいくら小遣いを渡してるんだ。
今日の弁当の中身と、昨夜の献立を全て言ってみろ。
今日は何を買ってきた。レシートの金額を言え。
今、冷蔵庫を開けて、書きとめるから中身を言え。
昨日の残りの鶏肉は何に使った。
ホウレン草が残っているはずなのに、なぜキャベツを買った。
息子の働いた金を、自由に使えるなどとうぬぼれるな。
今日の時点で○万○千円残っているはずだ、確認しろ。
なぜ金額が合わない!!一円でもアンタが好きに使える金じゃない!!
これが、毎日だった。
当時住んでいたアパートは、実家から電車で5つほど離れた所だった。
結婚式から長い事実家に行っていなかったので、母から
『お父さんが寂しそう』
と聞き、夫の休みの日に行く事を約束した。
ところがその事を夫に伝えると、
『サラリーマン家庭は、休みの日には昼まで寝ているものと決まっている!!
結婚してまで、なぜ実家に帰る必要があるんだ!!
何の用事があって帰るんだ!!
用事があるなら、向こうが来るのが筋だろう!!』
『向こうが来るのが筋』って...
よく、そんな口が叩けるよね...。
不満に思いながらも、当日の朝、実家の母に電話して、私の具合が悪いからこっちへ来てくれないかとウソをついた。
昼過ぎに、父と一緒に来ると言ってくれた。
夫にその事を伝え、父母に出すお茶菓子やコーヒーの用意をしていたら、夫が外出着を来て玄関で靴を履いている。
『どこに行くん?』
『僕は、僕の休みを邪魔されたく無いから!!』
そう言って、夫は出て行った。
程なくして、両親が来た。
何も無かった様に私は振舞うが、夫が休みである事を知った上に、昼から妻の両親が来ると約束したにも関わらず、夫が居ないのは明らかに不自然だ。
当然母から
『○○さんは?』
と聞かれる。
『ちょっと用事でね...、出掛けた...。』
と答える。
父が
『かづ、今日は晩飯食って行くから!!
おい!お母さん!寿司でも取れ!!
その内、あいつも帰って来るやろ!!』
と言った。
そりゃ、どう見ても何かあったと思うよね。
夫は夕方帰って来た。
玄関を開け、私の両親の靴があるのを見た時に、一瞬夫は慌てた様子だった。
寿司をつまみながら、たわいも無い会話が続けられる。
食事が終わった後、私と母とで食器洗いをしていると、後ろで父が夫に言った。
『あのな〜I君。
ウチのかづは、滅多な事が無い限り、泣き言は言わん娘や。
ワシらは親として、泣き言の一つでも言うて来てくれたら可愛いもんやと思うけど、
なかなかコイツはしぶとい奴やから、泣き言は言わん。
我慢強いのはエエけれど、強情なやっちゃ。
せやからや、I君。
コイツが泣き言を言うたとしたら、よっぽどの事やと思う。
まぁ、強情な嫁はんも大変やけどな。ブハハハ!』
食器を洗いながら、涙が出た。
父は、私からは何一つ告げ口は聞いてはいないが、娘に何かがあった事は解るんやで!と、夫に釘を刺してくれたのだった。
夫は黙って下を向いていただけだった。
何故か、不思議な事に、次の日から義母の電話が無くなった。
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