朝食抜きで夕飯はキャベツのみ! 一心不乱に無謀なダイエットを強行した若かりし頃の自分に赤面...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる51歳自営業。

朝食抜きで夕飯はキャベツのみ! 一心不乱に無謀なダイエットを強行した若かりし頃の自分に赤面... 23.jpg

大学生になった姪のダイエット宣言を受けて思い出した話です。

32年前、私が19歳のときのこと。

寮を出て一人暮らしを始めた私は、「好きなときに好きな物を食べられる」環境にどっぷり浸かってしまいました。

私の実家があったのは近くにはコンビニすらなく、スーパーも家からは車で15分くらいの所にしかないような田舎町。

高校生になってようやくコンビニでお菓子を買う喜びを知ったと思ったら、もっと田舎にある寮に入り、買い物から隔離されたような環境でした。

その反動もあり、帰宅途中に「今日はコンビニのパン」「今日はスーパーのお惣菜」と、欲望の赴くままに食べていたら、ひと月で5キロほど太ってしまいました。

支給されたばかりの制服がきつくて身動きがとれなくなり、ダイエットを決意しました。

しかし、スマホもなく情報が少ない時代。

そのうえ、生憎とぶっちゃけて相談できる人もまだいなかったのです。

ジョギングをしてみたのですが、方向音痴なので慣れない土地で道に迷ってしまい、半泣きで帰宅して直ぐに却下。

とにかく食べ過ぎたことはわかっていましたので、食事を変えることにしました。

そこで、小耳に挟んだ記憶のある「朝は抜いて夜はキャベツだけ」のキャベツダイエットや同じ原理のリンゴダイエットのスタートです。

しかし、これが想像以上に辛かった!

寮では男性と同じ量のご飯が出てきていたせいで、胃が大きくなっていたものだから、食事制限がとてもつらい!

そのうえリンゴをたくさん買うのは当時の私には痛手だったので、自然とキャベツの日が多くなります。

でも、ちょっとやそっとの量のキャベツではお腹は膨らまず、空腹を抱えたまま寝る日がほとんどです。

当然、すぐに挫折して、「週末だけ」などと理由を付けては好き放題食べるようになり、慌ててまたダイエットを始めるという、負のループに陥っていました。

それでもしつこく続けて2年ほどで元通りにはなりました。

振り返ると効率も悪いし、バカみたいで笑えますが、当時は大真面目でした。

そして現在、姪はスマホでダイエット法を探し、効率のよいダイエット法を採用したそうです。

「大好きな炭水化物を減らして、野菜スープを加える」

「簡単な筋トレを数セットずつ行う」

姪が選んだのはこの2つ。

壁に手をついて腕立ての動作をしたり、スクワットも10~20回程度を日に5~10セットとのこと。

楽にできそうですが、無理な運動より効果があるのだそう。

時代の違いをしみじみ感じて、姪に経験談を話したら、思いのほか驚いた顔をされました。

姪のダイエットの効果はまだ本人にしかわからないくらいですが、私よりは間違いなく続けられて効果が期待できそうだと、今さら軽く落ち込みながら思っています。

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