<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ミリー
性別:女
年齢:48
プロフィール:日頃のストレスに加え、天気が悪くなると片頭痛が悪化するのが最近の悩みです。
2018年に賃貸マンションを借りていた頃の話です。
家賃は少し高めでしたが、駅近で新築、しかも子どもたちの学校にも近く、希望通りの間取りだったので内見後に即決しました。
鉄筋コンクリート5階建ての1階だったせいか湿気が多いのが気になりましたが、住み心地は上々。
家族みんな気に入って住んでいました。
ところが住んで半年ほどたった頃、嵐の翌朝に寝室が浸水しました。
ベッドだったので寝具に直接の影響はありませんでしたが、カーペットと一部の家具の下部分が濡れてしまいました。
すぐに管理会社に連絡すると、業務委託だという70歳くらいの男性が1人でやってきて「詳しいことは分からないから写真を撮らせてくださいねー」と言ってスマホで数枚撮影していきました。
翌日、管理会社から電話が来て、次はマンションを建てた業者が来ることになりました。
忙しい中、パートの時間を調整してなんとか提案された時刻に待っていると、10分ほど遅刻してタバコの臭いぷんぷんの50代後半くらいの男性がやってきました。
どこか外で作業をしてきたのかベージュの作業着にはところどころ泥が付着しており、手も真っ黒。
その格好のまま部屋に上がって床と壁の隙間などをチェックしていきました。
1週間ほど音沙汰がなく、家具の補償のことも気になって管理会社に連絡をしました。
「あー、まだ原因調査中なんすよ。分かったら連絡しますんでお待ちください」
忘れていたんじゃないの? と疑いたくなる口調でそう言われましたが、濡れた家具は補償されるということで手続きをしていました。
そして3日後に連絡が来て、また業者が来るというのです。
仕方なくまた時間を作って待っていると、今度はこの前の男性と一緒にもう少し年上の男性が汚い作業着のままやってきて、2人であーでもないこーでもないと話し込んで帰っていきました。
それからまた1週間ほど経った頃、管理会社から電話がありました。
「何回調べても原因が分からなかったんで。あのー、そもそも本当に水出たんですか?」
あまりの言い草に唖然としました。
業者のためになんとか時間を作り、汚い作業着で来ても我慢して部屋に上げていたのに。
それなのに浸水がでっち上げなんじゃないかって疑われている...。
かなり頭にきて「上司を出せ!」と言ったら、やっと少しまともな人が出てきました。
今回のことを謝罪してくれましたが、彼が言うには、過去に自分で水をまいて水漏れや浸水があったと嘘をつき、家財を補償しろと言ってきた人が過去にいたそうです。
我が家も疑われていたということですね...最悪な気分でした。
これまで真面目に生きてきたのに一方的に嘘つき呼ばわりされ、賃貸するのがほとほと嫌になってしまいました。
この事件が決定打となり今の家を購入することになったわけですが、今は管理者は自分なので、浸水や水漏れといったトラブルもないことを祈るばかりです。
工事業者の出入りはやはりストレスですからね。
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