こんにちは、あぽりです。
夫と、大学生の息子と、春から高校生になる娘の4人家族です。
私には、約1年以上前に倒れてから要介護1になった母がおります。
ある日、一人暮らしの母の家を訪ねると、倒れている姿を発見しました。
前回の記事:いつまでも母は元気と錯覚していた。「プチ介護」の突然の始まり/あぽり
救急車は、すぐに来てくれました。
母の倒れた原因が何か分からない間は動かさない方がいいと思ってそのままの状態でいたのですが、救急隊員の方が何か機械を取り付けて(心臓などを調べる為の物だと思います)手際よく抱き起して下さいました。
母は失禁しており、身体中が濡れていましたので「着替えさせましょう」と言われました。
それと同時に、「保険証とかかりつけ医の診察券とお薬手帳を出して下さい」とも言われました。
ここで愕然とします。
私が住んでいる家ではないので、着替えも、保険証やお薬手帳がどこにあるかも全く分からない!
当の本人は、意識が無いわけで私が探すしかなかった。
その合間に今度は、「お母さんの生年月日を教えて下さい」と救急隊員の方に聞かれたのですが、
気が動転していて、母の誕生日がさっぱり思い出せない!
相手は私が答えるのを待っているので早く思い出さなければ、と焦れば焦るほど何も思い出せなくなってしまいました。
保険証が見つかれば誕生日も分かる!
「ちょっと待ってください!」と言って、私は、そこらじゅうを探し始めました。
母は、若い時から綺麗好きでとても几帳面な人でした。
私はズボラな娘だったので、そのだらしなさをよく叱られていて、神経質な母の性格を鬱陶しく思っていましたが、
この時ほど母が几帳面な人で良かった!と思った事はありません。
着替えは、押入れの中の衣装ケースに下着類、パジャマ類、洋服類と綺麗にカテゴリーに分けて整理されていました。
そして壁にかけられたバッグの中にカードケースのような物があり、お薬手帳も、各病院の診察券も、保険証も、全てそこに整理されていました。
もしもぐちゃぐちゃに置かれていたら着替えも分からず、保険証も診察券もお薬手帳もすぐには渡す事が出来なかったでしょう。
何かあった時の為に、分かりやすいように整理しておくか、どこにあるかを、子供や、第三者に伝えておくと良いと思いました。
高齢の場合は特に、身辺の整理は大事な気がします。
その後も 母の入院中に、必要な物を持って行かなければいけない事が何度もありましたが、全てが整理されており見つける事がたやすく、私はとても助かったのでした。
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