<この体験記を書いた人>
ペンネーム:梅の実
性別:女
年齢:49
プロフィール:同世代の友人のお子さんたちと話をするのが最近の楽しみな、子どもなしアラフィフです。
友人の娘・Yちゃんの合格祝いを兼ねて、お家での食事会に招かれたときのことです。
美味しい食事をごちそうになりながら、高校生活への抱負を楽しそうに話してくれるYちゃんはキラキラしていました。
ああ、私にもこんな頃があったんだな~と思いつつ、みんなでワイワイと楽しい時間を過ごし、食事を終えてゆっくりしていたときのこと。
ソファに座っていた私の横にスマートフォンを持ったYちゃんが来ました。
「おばさん(私のことです)、この写真見て~! 新しいお友だちなんだ」
明るくて社交的なYちゃんは、入学式でさっそく何人かとお友だちになったそうです。
「一緒に撮ったんだ~!」とスマートフォンで何枚も写真を見せてくれました。
今では、写真に色々な加工ができるスマホアプリがたくさんあります。
実は、知ってはいたのですが実際に見るのは初めてで、どんなものなんだろうとワクワクしながら写真を見ました。
いわゆるかぶりもの、カツラとかティアラを写真に映った人物の頭に後からつけたものや、漫画の視覚効果(ショックを受けたシーンで背景に縦線が入るとか)や、セリフが入っているものがありました。
そこでふと、私が高校生の頃の写真を思い出しました。
私が高校生の頃というと30年以上前なので、当然スマートフォンやデジタルカメラもありません。
使い捨ての簡易カメラで撮った写真を現像して、アルバムに貼っていたのですが、なんと私とYちゃん、時代は違えど同じ加工をしていたのです。
手法はアナログとデジタルで当然違いますが、私たち世代の加工法はこんな感じ。
漫画やアニメの雑誌からカツラのように髪形を切り抜いたり、お姫様漫画のティアラを切り抜いて写真の上にのせて、アルバムに綴じていたのです。
漫画の吹き出しも切り抜いて、写真の周りに貼り付けて、写っている人のセリフのようにしたり...。
この私の時代の話をYちゃんにしたところ「え~! 同じだね! それも楽しそう!」と大喜び。
同い年の友人夫婦も「そういうことしてたね、たしかに同じだ! なつかしいね」と一緒に盛り上がってしまいました。
いつの時代も女子高校生がしたいことって同じなんですね。
というより、もしかして写真加工をするスマホアプリを作った人たちって私と同世代だったりして!? なんて思ってしまいました。
いずれにしても、思い浮かべる楽しいことは、きっと同じなのでしょう。
関連の体験記:ああ、また誰かが「さらし者」に...。ゴミの分別を間違うと写真を貼り出す「分別魔人」にモヤモヤ
関連の体験記:お、お義父さん! 私の自作の「お気に入りの寄せ植え」を...ご近所さんに...あげた...ですと⁉
関連の体験記:「お母さん、嫌い」子供に言われて思いついた「やってはいけない貯金」。予想以上のその結果は...⁉
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。