雑誌の文通相手募集コーナーで文通をスタート。25年前に出会った彼とのデートで学んだこと

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:myb
性別:女
年齢:46
プロフィール:15年間の結婚生活に終止符を打ち、歩み始めたばかりのシングルマザーです。

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最近、小学生の我が子が友だちとLINEをするようになりました。

私が若い頃にはなかったコミュニケーション手段です。

大学生の頃にようやくPHSを持ったような世代の私は、長文でのやり取りは手紙しかありませんでした。

今から25年前、今でいう「こじらせ女子」だった当時21歳、大学3年生の私が一念発起して雑誌の文通相手募集コーナーに投稿し、自身の文章を掲載していただいたときの話です。

文通コーナーの掲載欄には文字制限がありました。

私はその制限の上限まで目いっぱいを使って、自身の紹介とそのとき抱いていた思いを綴りました。

その結果、400通以上もの手紙が雑誌制作会社経由で我が家に転送されてきたときには、嬉しい反面、とても驚きました。

全てに目は通したものの、どの人にお返事を書いたらいいのか、迷いました。

ひとまず、文章の丁寧な方や、写真のある方にお返事を書いてみました。

その中の1人に、毎回、縦書きの原稿用紙を使って手紙を書いてくるのが印象的なライターをしているという男性(当時23歳くらい)がいました。

やり取りをしていく中で、だんだんと疎遠になっていく方も出てくる中で、彼とのやり取りは長続きして、やがて、会ってみよう、という話に。

しかし、約束の日。

待ち合わせ場所に現れた彼の片足は包帯でぐるぐる巻き、足を引きずって歩いているのです。

前日に、野球をしてケガをしてしまったのだそうで、そのような状態で一生懸命来てくれたのはありがたいのですが、なんと彼は公園を散歩しようと言うのです。

一緒に歩くにも気を使いながらですし、ケガをしているのに大きなリュックを背負っていて、リュックの中のものを取り出す時も大変そうです。

しかも、彼のデートプランには「公園の池でボートに乗る」という計画があったようで...。

最初は彼が漕いでくれようとしましたが、腕の力だけで漕ごうとしても、足で体を支えられないために、よろけてしまって全く漕げない状態です。

このままでは転覆してしまう...結局、ボートを漕げない彼のために、私が漕ぐ係を担当しました。

異性とボートに乗るのも、ましてや漕ぐのも初めての体験です。

どのくらいのスピードで漕いだらいいのか? 疲れたら漕がずに浮かんでいるだけでもいいのか? 

自問自答しながらも、浮かんでいるだけでは間が持たないと感じ、必死でボートを漕ぎ続けました。

その後もお誘いをいただきましたが、再び会う気持ちにはなれませんでした。

この出来事をきっかけに、文字でのコミュニケーションが得意な人が、必ずしもリアルでもそうだとは限らないことに気づきました。

また、状況に応じて予定を変更する柔軟さを持つことの大切さを実感しました。

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