喪主の名前を戒名にして享年も間違え、納骨に行ったのに「できない」...トンデモ住職に唖然

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:myb
性別:女
年齢:46
プロフィール:15年間の結婚生活に終止符を打ち、歩み始めたばかりのシングルマザーです。

喪主の名前を戒名にして享年も間違え、納骨に行ったのに「できない」...トンデモ住職に唖然 23.jpg

2015年、義父(享年80歳)が亡くなりました。

すぐに病院からセレモニー会社へ連絡が行き、あたふたと葬儀の準備に入りました。

喪主は40代の義兄が引き受けてくれました。

しかし葬儀の前に、故人に戒名(〇〇信士など)を付ける段階で、トラブルが起こりました。

戒名は通常であれば故人の名前の一部や思い入れのある文字などが付けられるのですが、そのような文字は一切入っていません。

なんと、喪主である義兄の名前が戒名になってしまったのです。

「住職から素晴らしい戒名をいただきまして」

セレモニー会社からの報告に戸惑いつつも、義兄は沈黙を貫いていました。

私が出しゃばるのもどうかと思い、戒名は訂正されないまま葬儀を済ませました。

ちなみに、その戒名を付けた住職(60代後半男性)は、親族だけのこじんまりとした葬儀にもかかわらず、マイクを装着して小声でお経を読んでいました。

この住職ならあの戒名を付けかねないな、とその時に思いました。

時は流れて2016年、納骨の際の話です。

事前に何度もやり取りをして、当日の朝にも「納骨の件、よろしくお願いします」と念押しのお電話をしてから伺いました。

それなのに、お寺ではお経をあげるのみで帰らされました。

「納骨は?」と住職に尋ねると、とぼけた様で「石屋が分からない」というようなわけの分からないことを言われました。

不審に思った私が、義実家にしまってあったお墓の契約書を確認したところ、お墓を販売したA石材店の記名捺印がありました。

早速A石材店に連絡すると、驚きの事実が発覚しました。

「そちらのお寺に出入りしているのはB石材店と聞いているので、当店といたしましては販売のみさせていただいた状況です」

しかし「お困りでしょうから」と、お寺に確認を入れてくださることになりました。

A石材店からその日のうちに折り返しの連絡があり、ようやく私も事実を把握することができました。

どうやらB石材店とお寺とのご縁が何らかの事情により途絶えた後、住職がそのままにしていたこと。

それなのに納骨の予約を入れてしまっていたこと。

納骨をする際にはお墓の石を動かし、お骨を納め、お墓を元通りにするという作業が必要なのですが、それは住職ではなく石材店の仕事なのだそうです。

結局、A石材店のスタッフさん(50代女性)が代わりに立ち会ってくれることになり、後日に改めて納骨の儀式をしましたが、厳かでしんみりした気持ちにはなれないままでした。

というのも、住職はこの日を迎えてもなお、謝罪をしなかったのです。

さらに、お墓には義父の享年が、亡くなった年齢プラス1歳で彫られていました。

義実家のお墓は数え年ではなく、満年齢で彫ることになっています。

どうやら、納骨までの間に亡き義父の誕生日が過ぎ、住職がプラス1歳として計算し、A石材店にその年齢で彫るように指示したようです。

彫ってしまたものはもう戻せません。

私たち親族の帰り際、A石材店のスタッフさんが、住職に「お供え物はお墓に置いて帰っていいですよね?」と聞いてくれました。

そこでの住職の返答も、心ないものでした。

「腐るしカラスが来るので、お花も含めて全て持ち帰ってください」

これにはA石材店のスタッフさんも苦笑いでした。

このお寺は管理というものを全くする気がないのだと、怒る力も失せてほとほと呆れました。

それ以降、故人の命日などには法事を行なわず、お墓詣りだけをしています。

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