<この体験記を書いた人>
ペンネーム:しらたま
性別:女性
年齢:46
プロフィール:最近、自宅のテラスでのバーベキューにハマっている我が家。いろいろなものを焼いて食べるのが毎週末の楽しみです。
一つ年下の夫と、10代の娘と3人で暮らしている46歳の主婦です。
私はスーパーやドラッグストアで買い物をしていると、なぜかよく声をかけられます。
ナンパではありません。
主に年配(恐らく60歳以上)の人から、商品についてのアドバイスを求められるのです。
もちろん、店員と間違われているというわけではありません。
ちなみに、私は決して話しかけやすい雰囲気の人間ではありません。
職場ではパッと見、厳しい雰囲気だとよく言われます。
親しい友人にも、初めて会った時にはちょっと話しかけづらかったと、後から言われることが多いです。
しかし買い物をしている時に限っては、なぜか年配の方からとにかく頻繁に話しかけられるのです。
「これとこれ、どっちが使い勝手がいいのかしら?」
聞かれることが多いのはこれです。
「あなたのおすすめはどれ?」
「どれが一番おいしくておすすめ?」
なんて聞かれることもあります。
私は、人と話すのは嫌いではありません。
また、知らない人と会話をするのも苦になりません。
話しかけられるときちんと返事をします。
高齢の方だと、「もしかして一人暮らしで話し相手が欲しいのかな?」と感じることもあります。
そのため、急いでいない時には、できるだけ会話に付き合うようにしています。
相手によっては、そのまま世間話に花が咲いてしまうこともあります。
そういうのは人との触れ合いの楽しさというか、醍醐味だと思っています。
しかし、理不尽なのは、質問に対して私が知らないと答えた時です。
その商品は使った食べたりしたことがないから知らないと私が言うと、質問した方は、それはそれは残念そうな顔をされます。
あきらめ切れないのか「それなら、これはどう?」と別の商品について聞いてくる強者もいます。
私だって、できれば親切にしたいです。
しかし、分からないものは仕方ないですし、知らないことを知っているかのように答えるつもりもありません。
話し相手や暇つぶしになら喜んで付き合いますが、店員さんではないので、商品知識がないことであからさまにガッカリして欲しくないと思ってしまうのです。
また、私自身がとても悪いことをしたかのような気持ちになってしまいます。
買い物に行くたびに話しかけられることは決して嫌ではありません。
しかし、ガッカリされるたびに、理不尽な思いでストレスが募ります。
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