<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女
年齢:43
プロフィール:小学生の子供が二人いるパート主婦です。
上の子が幼稚園年少だった7年程前の時のことです。
同じ幼稚園のA君ママと、ちょっと面倒な関係になりました。
園のママたちとは毎日の送迎で顔を合わせるのですが、私は挨拶くらいですぐ家に帰っており、特に親しいママ友はいませんでした。
ママたちの人間関係もよく分かっていなかったのですが、2学期になったある日、A君ママから長いLINEが来ました。
A君ママとは挨拶を交わすくらいだったので、驚きました。
内容は、子どもが園になじんでいない、自分が園のお母さまたちとうまくいっていないというもの。
「子どもは幼稚園に行きたくないと言ってるんです。私もどことなくお母さま方から避けられているようで...」
LINEにはそう書かれていたため、私は大変ですねといたわりつつ、園に相談してみたらどうですかと当たり障りのない内容を返しました。
正直、あまり連絡のやり取りが続いても面倒だと思っていたのです。
ですが、返信したのがいけなかったのか、困ったことにそれから毎日、長い相談LINEが来るようになりました。
しかも、内容は毎日同じで、私は常に「園に相談してみたら」と返信しているのですが、相談した様子はありません...。
返事を考えて返信するのも馬鹿らしくなります。
連絡が来ても既読のまま半日放置してみたりといろいろ対応していたのですが、あちらからはすぐ返信が来ます。
もう面倒ですし、疲れてしまいました。
ついには、同じ内容をさまざまな言い回しで書き尽くしてしまったのか、内容がポエムのように進化(⁉)してしまいました。
「青空の下 はしゃぐ君をみていると 自分のふがいなさに 涙が止まらない ごめんね」
「風のように光のように 凛としていたい あらゆるものに 惑わされないように」
見た瞬間に思ったのは「うわぁ」。
おそらく「君」=「A君」、「あらゆるもの」=「園のお母さま方」だと思います。
このようなものを送られても、私にどうしろと...?
連絡が来るようになって1週間、やり取りの終わりが見えてきません。
さすがに怖くなった私は、園に知り合いがいないため、学生時代からの友だち(同級生子持ち)に相談しました。
「返事はしちゃだめ! 無視することに気が咎めるなら、会った時に答えた方がいいよ!」
なるほど! と思い早速行動に移しました。
うちはいつも早めの登園時間だったので、子どもを送った後もあえてA君ママが来るまで待機。
そして、他のお母さま方がいる中で、やや遠くから、周りに聞こえるようやや大きめな声で言いました。
「昨日のLINEなんですが、気にしない方がいいと思いますよ~。それが難しいなら、園に相談してみるのが一番ですよ!」
そう言って明るく近づいていきました。
ひきつった顔のA君ママ...。
申し訳ないと思いつつも、こうしなければまた連絡が来てしまうため心を鬼にしました。
これが効いたようで、LINEは一切なくなり、A君ママとは以前のように挨拶するだけの関係に戻りました。
おそらく私がターゲットにされた理由は、私に園のママ友がいなかったからだと思います。
群れないのが楽でしたが、こういった時に狙われるんだなと学びました。
私は間もなく引っ越しのため転園したので、A君ママとはそれきりとなりました。
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