<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる51歳自営業。
私が住んでいる長屋が建っている敷地内には、両親の家・兄夫婦の家・仕事で使う作業場と温室も建っています。
まさに「スープの冷めない距離」です。
程よい距離感があるせいか喧嘩もなく、しょっちゅう両親か兄夫婦の家に集まっては食事をしています。
兄夫婦には女の子が2人いまして、これは中学生になったばかりの下の姪の話です。
彼女の性格はひと言で言えば大雑把。
「片付けた」という言葉の意味が私の解釈とは違うようで、元の場所に戻っていることはありません。
庭で一緒に草取りをする時に割り当てを決めるのですが、終わってから見に行くと草は少なくなっていますが、地上絵でも描いたのか? と言いたくなるような一貫性のない作業をします。
その有様を見て私が笑っていても、彼女には何が可笑しいのか全く分からないらしく、一緒になって笑っている始末です。
しかし、そんな姪の大雑把な性格に悩まされることになりました。
姪は、中学生になってから自転車通学になりました。
新しい自転車なので、雨ざらしにしたくないねと言いながら義姉と相談して、作業場の入口付近に止めることにしたのです。
そのために、入り口付近を片付けてスペースを確保したり、自転車が止まっていても奥に入るのに苦労しないよう作業台などの配置も工夫しました。
しかし、流石は姪っ子です。
止め方が微妙に邪魔だし自由すぎるのです。
むしろスペースを取ったのは間違いだったのでは? と疑うくらいです。
事故防止の蛍光剤たすきが地面に落ちているのはお約束で、カッパもカゴからだらんと垂れて、雨の日は水滴がボタボタ水溜まりを作ってくれます。
ヘルメットは辛うじてハンドルに引っかかっている有様です。
しかも、入口の真ん中に斜めに止められている日も多く、そうなると通る時に止めなおさないと奥に進めません。
「おじいちゃんもおばちゃんも仕事で出入りするから、面倒でもキチンと止めて」
最初にそう言っておいたんですけどね...。
きっと、他の事と同じように彼女の中では「キチンと」しているのでしょう。
とはいえ、迷惑と感じるのなら本人に注意しなければなりません。
でも、歩き始めて以来、顔が私に似ていると言われるようになった姪は、実は大雑把な性格も似ていると感じています。
私も親によく「大雑把」と言われているのですが、自覚はありません...。
それだけに、私は面と向かって姪に注意することができません。
かと言って受け入れる事も出来ず、作業場に入る度に姪なりに「キチンと」停めた自転車を見てイラっとしてしまう毎日です。
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