単身者「優先」のマンションに夫婦であることを隠して入居させ、「妊娠禁止」? こんな部屋、住めるか!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:myb
性別:女
年齢:46
プロフィール:15年間の結婚生活に終止符を打ち、歩み始めたばかりのシングルマザーです。

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2007年の初夏、私と夫(当時33歳)は引っ越しをすることにしました。

繁華街にある仲介専門の不動産屋・A社に入ると、対応してくれたのは自信に満ち溢れた感じの営業マン(30代半ばくらい)。

私と夫が払える家賃には限りがあったので、「狭くてもいい」とお伝えした上で、希望条件を伝えました。


・オートロックあり

・南向きもしくは西向き

・室内洗濯機置き場あり

・希望の駅から大通りを渡る手前(駅から15分くらい)


かなり具体的な条件でしたが、それでも「絶対に見つけます」という営業マンの言葉を信じ、待つこと数日。

希望の物件が見つかったと連絡がありました。

内覧の際は、実際に物件を管理している地元の不動産屋さん・B社からスタッフ(40代女性)が来て、私と夫を案内してくれました。

同じマンションの中で2部屋空いていますということで、2部屋とも内覧し、広いほうの物件を勧められました。

広いほうは少し予算オーバーだったので、私から女性の営業さんに値下げの交渉をしてみましたが、「ここは人気の物件なので下げられません」とのこと。

でも、広いほうが何かと良いのではないですかと勧められ、予算オーバーではありましたが、契約をすることにしたのです。

契約はA社で行いました。

そこで、入居者名簿に夫が名前を書いた際に、私も名前を書こうとしたら、例の自信に満ち溢れた感じの営業マンが、「あなたは書かなくて大丈夫です」止めてきました。

その時は特に不思議に思いませんでしたが...、入居をし、1カ月ほど経った頃。

自宅の玄関の鍵がどうも古びていることを疑問に思った私は、物件を管理している不動産屋さん・B社に質問の電話をしました。

すると、やはり入居の際に鍵を交換していないことが分かりました。

鍵を交換してもらえないかと尋ねると、できませんとのこと。

オートロック付きだから安心して入居したはずなのに、家の鍵を誰かが持っているかもしれないと思うと安心できません。

たとえ前の入居者が鍵を返したとしても、他に合鍵を持っている人がいるかもしれないのです。

せめて同じマンションでもう1部屋空き家になっている部屋の鍵と入れ替えてもらえないか聞いたのですが、そのあたりで「あなたは誰なんですか?」と怒ったように聞かれました。

世帯主の妻ですと名乗ると「聞いてない!」と怒鳴るのです。

結局、仲介したA社の営業マンと私が、管理している不動産屋さん・B社の店長(50代後半くらい)に呼び出され、こっぴどく叱られました。

私は店長の声と言葉が怖すぎて泣いてしまいました。

店長は、ある折衷案を出してきました。

「妊娠禁止」

大家さんに単身者ですと伝えて審査を通してしまった手前、住み続けるにあたって一文を追加したいとのことでした。

ちなみに、2人住まいをするには狭い部屋ではあったものの、物件情報に2人入居禁止や単身者のみなどの記載はありませんでした。

しかし、実のところマンションに単身者が多く、同棲中の人はいても結婚している人はほとんどいないとのこと。

仲介したA社の営業マンはそのことを知っていて、あえて審査が通りやすいように入居者名簿に私の名前を載せなかったのです。

内覧時にいたB社の女性スタッフがご存知だったのかは定かではありません。

この一件で、鍵交換の話はすっかりどこかへいってしまいました。

鍵を替えてもらえないまま1年ほどそこで暮らし、そろそろ子どもを持ちたくなった私と夫は、別の物件に引っ越しました。

次の物件では頼まなくても鍵を交換していてくれていたので、安心して生活することができました。

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