<この体験記を書いた人>
ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:46
プロフィール:ペットのウサギの換毛期は、アレルギー持ちの私には厳しい時期。家族も呆れるほど、掃除に熱が入る毎日です。
私は46歳、一つ年下の夫と、10代の娘との3人暮らしです。
私の夫は大のサッカー好き。
自分でもチームに入っていてプレイしています。
また、世界中のサッカーチームのユニフォームを買うのも、夫の趣味です。
しかも、購入したユニフォームをただ飾るわけではなく、実際に着用するのが夫のこだわりです。
試合をするチームのユニフォームを着て、スポーツバーに観戦に行くのが好きなんだそう。
現地に応援に行けなくても、自分で楽しみ方を探しているところは素敵だなと思います。
しかし、もちろん新型コロナ拡大後は、自宅での観戦で我慢。
ですが、自宅で応援する場合でも、きちんと出場チームのユニフォームを着用する律儀さには、つい笑みがこぼれてしまいます。
この話は2年ほど前、まだ新型コロナが流行する前のお話です。
ある時、夫が海外に行く友人に、現地チームのユニフォームの購入を依頼しました。
夫の友人は、サッカーには全く興味がない人。
そのため、夫がユニフォームの購入を依頼したサッカーチームも知らなかったようでしたが、購入自体は快諾してくれました。
夫はユニフォームの画像を友人に送って依頼していたようです。
新しいコレクションが増えるとあって、ワクワクそわそわしながら友人の帰国を待っていた夫。
まるで、新しいおもちゃの到着を待つ子供のようです。
そして、無事に帰国した友人から、安く買えたよ! ユニフォームを手渡されました。
しかし、そのユニフォームは何かがおかしかったのです。
まず、ユニフォームが入っていたのは、ペラペラの素材でできたスーパーの買い物袋のようなもの。
そして、中に入っていたのは、これまたペラペラ素材のユニフォームもどきの衣類!
一般的に、サッカーのユニフォームは、チームのオフィシャルショップや、スポーツ用品店で販売されています。
夫はいつもオフィシャルショップで購入する派。
その方が、チームを応援している感がより強く感じられるためだそうです。
しかし、夫の友人は現地の朝市をブラブラ観光していた時に、店頭に山積みになったサッカーのユニフォームを偶然発見。
そして、夫に頼まれていたチームのデザインがあったので購入したとのこと。
なるほど、袋も衣類も、ペラペラだった謎が解けました。
しかも通常サイズ展開があるはずのユニフォームが、なぜかフリーサイズ。
袖丈と身頃の幅もチグハグです。
なんともチープな仕上がりのユニフォームもどきを前に、夫はしょんぼり。
バレないように、こっそり笑ってしまった私。
確かにお買い得な価格ではありました。
しかし、サッカーを知らない友人に購入を依頼する時には、購入場所の指定もするべきでしたね。
まあ夫よ、元気出してよ!
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