<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近息子が教習所に通い始めました。
52歳の兼業主婦です。
一つ年上の旦那との間に2人の息子がいます。
最近下の方の息子(高校三年生)は、免許を取るために教習所に通っています。
もうそんな歳になったのかと感慨深い思いにふけらないわけでもないですが、先日先に免許を取得したという息子の友人A君が自分の車で我が家へ遊びに来ました。
たまたま私も仕事が休みで家にいたのですが、息子たちが気を使ってしまうかもしれないので出かけようとしていたところに、A君が車に乗って庭に入ってきました。
しかし、その車を目にした私は思わず「懐かしいっ!」と庭で叫んでしまいました。
息子とA君は中学の時からの仲で、ちょくちょく遊びに来ていたので私も顔見知りになっていました。
A君はレトロな物が好きなようで、古着屋のようなアンティークショップでバイトしていると息子から聞いてはいました。
その趣味は車にも反映されていたようで、なんとA君はトヨタのセリカに乗ってやってきたのです。
しかもそれは私たち家族が昔使っていた車と同じ型だったので、思わず声がでてしまいました。
実は私の旦那も昔は車好きで、今でこそ大型ワゴンに乗っているのですが、結婚当初や子どもたちがまだ小さかった頃はクーペやセダンに乗っていました。
そしてちょうど旦那がセリカに乗っていた頃、私たち家族は初めて車で一週間ほど伊豆の方へ旅行に行ったのです。
狭い狭いと言いながら、セリカに家族4人の旅行荷物をぎゅうぎゅうに詰め込んで、いろいろなところに行ったことが思い出しました。
途中子どもたちのリクエストで、車内でひたすらドラえもんの曲のカセットテープを流していたり、後部座席でソフトクリームを落としたと大泣きする息子をサービスエリアであやしたり。
静かになったと思えば兄弟仲良く後部座席で寄り添うように寝ていたこともあったなぁ...とにかくいろいろな思い出が走馬灯のように流れていきました。
私はA君のその車を見ただけで嬉しくなってしまい、出かけるのも忘れてA君に話しかけに行ってしまっていました。
その後、A君から話を聞くと、90年代のモデルのセリカだそうで、結構昔の車なのにまだ現役で走れる車体があったのかと感動もしました。
それは旦那も同じだったようで、その日の夜にA君の車のことを伝えると、現役で走れるよう誰かが整備し続けていたのもすごいし、それを購入したA君にも感心していました。
私はそこまで車に詳しくないのですが、旦那曰く下手をすると軽自動車を新車で買うより費用がかかるかもしれないと聞き驚きました。
息子に聞くと、A君はそのためにずっとバイトをしていたそうです。
今度A君に少しだけセリカに乗せてもらう約束をしています。
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