飼い猫に言い渡された余命宣告。落ち込む私を救ってくれたのは...(後編)/ふうたの飼い主

みなさんこんにちは。

日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。

【前回の記事】飼い猫に言い渡された余命宣告。治療を決意し、止まらない涙...(前編)/ふうたの飼い主

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2021年1月21日

悪性リンパ腫であることが判明した我が家の末っ子たび。

病気が判明した時は、肺に水が溜まっており、腫瘍もかなり大きな状態。

手術で切除できない場所だったので、緊急入院の翌日から抗がん剤治療を開始。

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初めての点滴・投薬・入院生活。

私は、腫瘍に対して何かしてあげられるわけではないので、たびのストレスを少しでも解消できればと、定休日の水曜日以外、毎日病院へ面会に行きました。

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たびは私が面会に行くと、すぐに膝へ乗り撫でてアピール。

撫でている間は、これまで見せてくれたことがなかった穏やかな表情。

「ボクは大丈夫だよ」という意志を、目ヂカラで伝えてくれていました。

ですが実際は、
「自力で食べようとはしているが、食欲が無く強制給餌をしている」
と先生に言われたことも...。

少しでも不安を取り除けるよう、たびを気遣っていたつもりが、逆に気を遣われていたのは私の方でした。

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おそらくたびは、少し前に長く生きられないことを悟っていたのだと思います。

私に気づかれないよう、元気な姿を装うことで病気を隠していたのでしょう。

抗がん剤治療をはじめて腫瘍が小さくなり、自分の体に何が起きているのかちゃんと理解できているのだなと、たびの表情を見て確信しました。

瞳の奥に宿る「生きる」という意思は、日々強くなっていましたから...。

2021年2月12日

抗がん剤の副作用で肝機能が低下し、すべてが順調とはいきませんでしたが、3週間の入院を経て、ようやく退院できることに。

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帰宅した時は、嬉しそうにキャットウォークを走る姿を見て、無意識に溢れ出る涙を抑えることが出来ませんでした。

抗がん剤治療の期間は約半年。

3月に入った現在も治療は続いています。

余命1ヶ月と言われて落ち込み、なかなか立ち直れなかった私を救ってくれたのは、たび本人の「生きる」という意志でした。

小さな命に過酷な運命を課した神さまを、最初は恨んでしまいましたが、必死に治療をがんばっているたびの姿を見て、今ではたびの飼い主に選んでくださってありがとうございますと感謝しています。

いつかは訪れるお別れの時。

ですが、1分でも1秒でも長く同じ時を共有できるよう今日も私はたびと一緒に、病気と闘い運命に抗い続けます。

ふうたの飼い主

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