みなさんこんにちは!ワフウフです。
前回の記事:認知症の母の預金を狙う父。「後見人」と「施設の入所」...守るにはどうしたらいい?/ワフウフ
認知症になった母・あーちゃんがいるのですが、その主治医である先生に、施設に入れてでも、母を父・たんたんから離した方が良いと言われました。
姉・なーにゃんとワフウフはなかなか決断することが難しいまま、母の預金を狙う父との睨み合いは続きました。
そんな中、娘たちが預かっていることを知りながら父が申請した、母のマイナンバーカードを受け取る日が来ました。
恐らく、当初父は、母の医療保険症と病院の診察券を身分証として使い、娘たちに知らせずに母のマイナンバーカードを受け取ろうとしていたと思います。
しかし、たまたまその前に母の検査があり、娘たちが診察券を預かってしまったので、父は娘たちに診察券を持って来るように頼まざるを得ませんでした。
マイナンバーカードさえあれば、母の通帳とカードの再発行が出来ます。
そうすると、父は母の預金を母から取り上げてしまうでしょう。
娘たちもそれを分かっていたため、マイナンバーカードを父に渡すわけに行かず、ただ区役所にマイナンバーカードを受け取りに行くだけの事に、異様な緊張感を持って臨みました。
窓口に受け取りに行く前から父は姉に
「診察券を渡しなさい」
としつこく言いました。
あわよくば、診察券も再び手に入れておこうと思ってのことでしょう。
しかし、姉は
「窓口で渡すから」
と抵抗し、渡しませんでした。
そして、窓口に行くと...
なんと父が、母の医療保険証を自分のバッグから出したのです。
医療保険証は母がまだ自分でなんとか管理していたのに。
姉が驚いて、
「どうしてあーちゃんの保険証をたんたんが持っているの⁉︎」
と聞くと、父は本性を剥き出しにしたすごい形相で、
「これからは僕が管理する!」
と言いました。
父は、家族が具合が悪くてもお金を惜しんで
「病院へ行く必要なんかない!」
と、言う人間です。
常々、糖尿病でインスリン注射が必要な母にも、
と言っていました。
そんな父が母の医療保険症を管理したら、母は自分が行きたい時に病院にすら行けなくなってしまいます。
姉は、
と、公衆の面前でわざと悲痛な声を張り上げました。
外面だけは良い父は、区役所にいる沢山の人たちの注目を浴びて居心地が悪くなり、真っ赤な顔を引き攣らせながら渋々と母に医療保険症を返したのでした。
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