50代、不意に感じる「原因不明の悲しさ」。これってもしや...「ミッドライフクライシス」?/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。今回は、様々な感情が押し寄せる、ミッドライフクライシスついてお届けします。

前回の記事:私は「夫を思いやる気持ち」があったかな...。幼なじみの話に感じた「円満な夫婦関係」を築く努力

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今日は午前中にしっかり仕事をして、お昼には美味しいチャーハンを作り、仕事が休みの
娘と一緒に食べました。

「ほんとママの作るご飯は美味しい」
「どうやったらこんなにパラパラのチャーハンになるの?」
「それはね、卵の使い方にコツがあるのよ」

娘との会話は取り留めもないことだけれど、冷蔵庫の残り食材で作ったチャーハンが上手にできたので気分は上々でした。

その後にデザートのケーキでお茶の時間を楽しみ、充実を感じていました。

こんなに充実しているのに、さっきからカラダが重たく感じるなぁ。

分からないけど、しんどいようなしんどくないような。

とはいえ、年末にかけて今から少しずつでも不用品を処分したい。

娘もいるので「そうだ!クローゼットの整理を始めよう!」ともちかけ、娘と二人で、要るものと要らないものを選別してクローゼットの引き出しを整理しました。

モノが片づくと、スッキリとしてカラダも軽くなるはずなのに、終わると更にしんどさが増してきました。

おまけに原因不明の悲しさをじわりと感じるのです。

よく波のように悲しみが押し寄せるとか言われますが、そういう心に動きを感じるようなものではなく、「じんわり」としたものなのです。

これは、いっそ泣いたらスッキリするかもと思うけれど、具体的に悲しいことがあったわけではないから泣くに泣けない状態。

それは、出そうで出ないクシャミのようで非常に気持ちが悪いのです。

これは一見更年期障害かな?とも思うのですが、中年期に多くの人がかかる

・これまでの人生は何だったんだ?
・何故、生きているんだろう?
・何をするために生きているんだろう?
・本当にこのままでいいんだろうか?
・なんだか満足できないのはなんで?

などの様々な感情が押し寄せる、ミッドライフクライシス(中年の危機、中年期の心理的な葛藤)ではないだろうか。

去年仕事でご一緒した60歳の女性も「なんだか気持ちに元気が出ない」と仰ってて、その時はそんなものかと思っていたけれど、もしかして自分の同じような年頃だからではないかと思ったのです。

「なんとなくセンチメンタルになる最近変やな、わたし」と感じていました。

多分わたしの場合 「気持ち」より「カラダ」の方からの問題かもなぁ、と。

止まったら死んでしまう、マグロのように動き続けていたのに、ほんとのんびりとした生活になり、調子がくるってきたのかもしれません。

そこで、起業初期から何かとお世話になって交友のある女性コーチにコーチングをお願いしました。

じっくり話を聞いていただき、
まず自分の感情と向き合い、
そして未来を想定して、そのためにはどう行動していくのか

3回ほどコーチを受けると思考はスッキリとし、カラダが軽くなりました。

理由もなくセンチメンタルが突然にやってきたら、

「いらっしゃい〜」くらいに思って、家事の代表お料理もがんばらない。

無理をせずとにかくのんびり過ごすことを心がけています。

色々考えてみても理由はわかりませんが、突然に湧きおこる焦燥感、ミッドライフクライシス。

中年期の青春カムバックかも!?

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。結婚22年で夫と別居。自立した人生を送るため、正社員として働きだしました。社会人の長男、大学生の長女と同居しています。要介護2の実母は3年半同居生活の後有料老人ホームにて暮らしております。

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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