20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。今回は、中道あんさんが久しぶりにタンスから取り出したバッグの「メンテナンス」から感じたこと、をお届けします。
前回の記事:床にモノを置かないために...「ずぼらな50代」私のクローゼット活用術
ホテルでランチをするので、お気に入りのブランドバッグをタンスから出してきました。
久しぶりのホテルランチに気分は上々。
黒のパンツに黒のシューズ、バックは黒のレザー。
自宅がオフィスの私は、仕事で出かける時には普段大きなバッグを下げているので、この黒のレザーバッグを使用するのは半年以上ぶりです。
出発する前に出してみたら...なんだかくすんでいるように見えました。
前日に準備をしておけば良かったのですが、もう時間がないのでそのまま出かけました。
どこかが汚れているとか、そういうことではないので、きっとほかの人がみてもどうってことはないのですが、お気に入りだからこそ、なんだか元気のないバッグに見えたのです。
「この前メンテナスをしたのはいつだっただろうか?」
...なんてホテルに着くまで思い返してみましたが、さっぱり思い出せません。
きっと、使ったあとそのままタンスに収めてしまっていたと思います。
楽しいランチを終えて自宅にもどってまじまじと見てみると、「やっぱりこのバッグくたびれている」と感じました。
さっそく柔らかい布に革製品用のクリームをよく馴染ませて、優しくバッグを拭いていくと、みるみるうちに光沢を取り戻し、潤いのある質感になりました。
「これで一安心」バッグをみて思わず笑みがこぼれました。
3年前、一生大切に使おうと思って奮発して購入したバッグです。
上質なものは本当の満足と豊かさを与えてくれます。
もっと大切に扱わないと、とプチ反省。
それで、ふと気が付いたのです「自分の身体は一生大事に使わないといけないのに、メンテナスをしないよなぁ」って。
年に一度の人間ドッグにいき、悪いところがないかチェックをしています。
それだけで十分に管理をしているつもりでしたが、よく考えてみたら、メンテもせずに使い続けて、年に一度「さて私のからだはどうでしょう?」とチェックをして、放ったらかしているだけじゃないのか...と思いました。
タンスの中にしまってあるバッグと同様に、ただ月日を重ねるだけでも劣化していくのです。
人は「見た目の美しさ」は求めるものなので、例えばネイルやマツエクなどをあれこれ付け加えたりはしています。
けれど、その「肉体自体」はおろそかになりやすいのでは?
...というか、自分がおろそかにしていたなぁと感じました。
年齢を重ねればどうしても老けていきます。
でもいつまでも若々しく在りたいのであれば、何よりも健康を維持すること。
そのために、余分な脂肪を落として体幹を鍛えることにしました。
一日の大半をパソコンやスマホの画面に向かって過ごすため、どうしても背中が丸くなり、血流も悪くなっています。
年齢とともに筋肉は衰えていくので、自分の身体に1本の軸を通すためにピラティスを始めました。
マッサージは苦手でしたが、信頼できるプロの手を借りて身体のメンテナスを定期的にすることにしました。
来月のスケジュール手帳、まず書き込んだのは、カラダメンテの予定でした。
【まとめ読み】50代のこれから、そして悩み...中道あんさんの記事リスト
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