<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:会社員の夫と高校生と中学生の子供2人の4人家族。夫の実家の食堂を手伝っている主婦。
主人(46歳)は、ごく普通のサラリーマンですが、本性は見栄っ張りで格好つけたがりのブランド物大好き人間です。
洋服や靴はもちろん、鞄、腕時計などの小物類も全部ブランド品です。
自家用車は高級外車、年に1回は家族での海外旅行も欠かしません。
でも実は、夫は特に車にこだわりがあるわけでもなく、海外旅行が好きなわけでもありません。
ただただ、周囲の人達に「羨ましがられたい」だけなのです。
我が家は長女(17歳)も長男(12歳)も中学から私立に通わせているため、子ども達の学費に出費がかさみます。
それなのに、お金がどこからか降ってくるとでも思っているのでしょうか? 全く自分のスタイルを変えようとはしません。
確かにブランド物は品質が良いので「大切に使えば一生物」と言いますが、主人の場合は見栄だけで買っているので、流行りが過ぎたり、新商品が出るとすぐに買い替えてしまいます。
お陰で、家には着なくなったブランドの服や小物が、無造作にクローゼットに溢れているのです。
何度も「部屋も狭いし、タンスの肥やしになっているブランド物を処分してよ」と言っても、「そのうちフリマにでも出すよ」と言うだけで何年もそのまま...。
しかしある日、主人が「今年はコロナで夏休みの家族旅行は行かれないから、浮いたお金で車を買い替えよう!」と言い出しました。
「え? 浮いたお金? そんなお金は一円もありませんけど? 生活費や学費で余裕なんかないのに、新車を購入するお金がどこにあるのよ?」
「コロナでストレスが溜まってるんだから、新車を買って新鮮な気分を味わいたい」と...。
私は主人のそんな言い分にキレてしまい、大喧嘩となりました。
数日が経ってもモヤモヤした気分が収まらずにいた時、フッと下駄箱の上に置いてある主人の埃を被ったサングラスと、出窓の前に置いてある財布が目に留まりました。
サングラスは5年以上、財布はもっと前から置きっぱなしです。
私は試しにサングラスと財布をフリマに出してみようと思い立ち、出品することにしたのです。
布で丁寧に埃を拭くと、殆ど使っていないから、サングラスも財布も新品のようでした。
早速スマホで写真を撮り出品すると、すぐに買い手が見つかったので、ビックリ!
そして同時にモヤモヤした気持ちがスッキリしたのにも驚きました。
2つともまぁまぁの金額で売れたため、ちょっとしたヘソクリにもなりました。
その後も、主人と喧嘩をしてストレスが溜まると、主人が何年もほったらかしているブランド物をフリマに出品してストレス解消しています。
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