<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みかん
性別:女
年齢:43
プロフィール:自粛の基準が難しいと感じている今日この頃です。
大学生の時からの友人Kがいます。
彼女が働いている会社の支店が私の住んでいる町にもあり、出張ついでに年に2回ほど会う仲です。
Kは大学生の時から物事をはっきり言うタイプ。
私が髪型を変えた時などは「私は前の方が好きだなー!」とさらっと正直な感想を言い、お世辞はあまり言わない子でした。
裏表がないのでKの言う言葉は信用できるし、とても付き合いやすく好きでした。
今でも好きです。
しかし、独身貴族であることに誇りを持っていて、ここ数年、家庭に入った女性を見下す発言が気になってきました。
「家族に縛られてて楽しい?」
「彼氏はいるけどお互い自由でとても楽だよ」
「他人のために生きるのってなぁー」
「私はいつまでも身なりに気をつけたい」
などはっきり言います。
また、子持ちの女性に対しても偏見や不満があるようです。
「子どもを理由に仕事を独身に押し付けるよねー、家族持ちってさ」
「子持ちって向上心ないんだよね、関心ごとが家族だけでさ」
Kの言い分には「確かに」と思う部分もあります。
独身貴族のKと私とでは、着ている服もカバンも差があります。
見た目だって彼女は若々しく、髪型だって決まっています。
そして私は彼女の言う通りあまり向上心がなく、家族のことばかり考えています。
夕飯のこと、子どもの進路のこと、細かく言えば家の雑草をどうしようか、なんてことも考えます。
彼女からしたら下らないと思われることかもしれません。
しかし、私はそれでいいと思っています。
子どもと過ごせる今だけの時間を楽しみたいと思っているからです。
家族のことを考えていられることを幸せと思っています。
「私は家族優先でこれからも生きていきたいんだ~」
なんとなく言っているように聞こえるかもしれませんが、私なりに考えた末の答えなんです。
そして、Kの主張に対して思うのは「一括りは良くないよ」です。
私は彼女の言う通りの家族一番人間ですが、子育てをしながらフルタイムで働いたり、資格を取るために寝る間も惜しんで働いていたりする主婦をたくさん知っています。
「世の中には子育てもしながらきちんとキャリアを考えている人もたくさんいるよ」
主婦にもいろんな人がいることを分かってほしくてKに言うのですが、通じません。
「でも、所詮子育てがメインだから100%の力を発揮しない」
「だって、仕事ならそれぐらいして当然でしょ?」
何を言っても「でも」「だって」と反論され、主婦を見下す発言が続きます。
そういうKも結婚を考えた人がいたようですが、仕事や家庭に対する価値観が会わずにあきらめ、バリバリ仕事をしています。
Kは「私が選んだこと」と言っていますが、どこか虚勢のようにも感じます。
私が言ったことに対し必死に反論し返しているところをみると、もしかしたら家庭に憧れがあるのかな? そう思えるんです。
それでもやはり、この敵対心丸出しの、専業主婦や兼業主婦を見下す発言は聞いていてとても不快になります。
前は会うのが楽しみだったのに、お誘いがあると会いたい気持ちと会いたくない気持ちの間で揺れてしまうこの頃...ああ、どうしたらいいんだろう。
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