<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:50
プロフィール:両親と同じ敷地に住む50歳自営業。
同じ敷地内に住んでいる80歳の父のマナーの悪さにモヤモヤしています。
うちは自営業で私が仕事を継いでいるのと、父が免許を返納したことから、私は父の運転手として毎日のように一緒に行動しています。
多くの時間を共有するようになって改めて感じたのが、父のマナーの悪さでした。
建設業で長い間、職人をしていたせいなのでしょうか?
地元の田舎町を出て都会に住んでいた時期もあるのに不思議だなと思うのですが、見ていると昭和初期のガキ大将のままだと感じます。
三つ子の魂百までと言いますし、今更行儀良くとまでは言いません。
でも、せめて「一般的」にはなって欲しいと思います。
そこで、目に付いた行動は注意するのですが、何度も怒って一つだけ止めてくれたのは、歩きタバコをして吸殻を道に捨てる行為だけ。
他は鼻で笑って聞き流されています。
例えば車に一緒に乗っている時、窓を開けて何をするかと思えば丸めたティッシュを投げ捨てるのです。
はっと気づいた時には「ポイっ」とされていました。
思わず「何してんのよ!」と叫んだ私を見る、父の驚きの目。
私の方が驚きですから。
「車の中にゴミ箱があるのにどうして窓から捨てるの? ゴミ箱がなくてもダメ。ポケットにでも入れといてゴミ箱まで持って行くの」
ビシっと決めたつもりでしたが、父には何も響かなかったようです。
「ふふん。大したゴミじゃあるまいし」
子供のような言い分でふんぞり返って終了。
ため息が出ましたが、実はこれはまだ可愛い方でした。
その後間もなく、何と、信号停車中にドアを開けて痰を吐き出したではありませんか。
半ドアでもないのに何でドアを開ける? と戸惑っている間に、やられました。
最悪!
咄嗟に周りを見回して、誰にも見られていなかったのでほっとしながら車を出しましたが黙っていられません。
「何やってんのよっ! わざわざドア開けて唾履くことないでしょ? ティッシュあるのを知っているのに、どうしてそんな事するのよ!」
機関銃のようにまくしたててしまいました。
しかし、当の父は相変わらず私の剣幕に驚いた顔をします。
そして至って平気な顔で「雨が降れば流れちまうよ」とのたまいます。
そんなバカな、第一そういう問題じゃないんです。
「もうやめて! 商売してるんだし、人が見たらどう思うか考えてよ」
それでも父は「神経質だな」なんて言って、注意を聞く気は全くなし。
私の方がおかしいと思っているようです。
田舎のお陰か、幸いまだ人に見られて恥ずかしい思いはしていませんが、このままだといつかそんな日が来る気がしています。
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