<この体験記を書いた人>
ペンネーム:masako
性別:女
年齢:53
プロフィール:53歳の共働きの主婦です。55歳の夫が、寒いダジャレを連発しはじめて困っています。
53歳の共働きの主婦です。
子供はおらず、55歳の夫と2人暮らしです。
「布団が吹っ飛んだ」のようないわゆる「おやじギャグ」、聞かされると疲れますよね。
私も若い頃から、会社のオジサマたちが寒いダジャレを発するたびに、愛想笑いしながら、「どうしてオジサンはこんなにダジャレが好きなんだ。迷惑だからやめてくれ」と、内心ではウンザリしていました。
夫もちょっと前までは「オジサンのダジャレは疲れるよ」とため息をついていたものです。
それなのに、男性は年を重ねると、誰でもダジャレを言いたくなるのでしょうか。
夫も寒いダジャレを連発する「ダジャレおじさん」に変貌してしまったのです。
夫の変貌に最初に気付いたのは、今年(2020年)の6月、2人で出かけた外食の帰り道です。
街中を歩いていると、急に雨が降り出してきました。
夫はいつも鞄に折りたたみ式の傘を忍ばせているので、私は「傘、持っているよね。一緒に入れて」と頼みました。
すると、夫は鞄の中から折りたたみ式の傘を取り出し、ニヤリと笑ってこう言ったのです。
「傘はあるけど、貸さないよ、『傘」だけに」
夫は、口数の少ないおとなしい性格です。
冗談もあまり言いません。
ですので、私はかなり驚きました。
呆気にとられている私に対し、夫は「なーんちゃって」とおどけた仕草で開いた傘を差し出すと、さらにこう告げたのです。
「いつの間にか、梅雨入りしたんだね。梅雨だけに、『つゆ』ほども知らなかった」
まさかのダジャレ二連発に、「もしかしたら、この人もついにダジャレおじさんに?」と不安がよぎりました。
でも、その時はお酒が入っていたので、酔っ払って「柄にもなく陽気になっているだけだろう」と自分に言い聞かせました。
ですが、夫のダジャレは酔っ払いの戯言ではありませんでした。
コロナウィルスの感染者増加のニュースを観れば、「感染者の増加は、感染だけに、いかんせん」だとか、蕎麦を食卓に出せば「蕎麦を食べるときは、そばにいろ」だとか、飽きることなくダジャレを連発します。
私が偏頭痛で寝込んだときですら、「隊長、体調はいかがですか?」などと、くだらないダジャレを飛ばすのです。
はっきり言って、聞いていると疲れます。
しかも家庭内だけならまだしも、会社でも連発しているらしいのです。
本人曰く「大ウケしている」ということですが、社内の人たちは絶対に迷惑ですよね。
それなのにいくら言っても夫は聞く耳を持ちません。
やめるどころか、ネタ帳まで作り、「カッター、買った。それはよかったー」などと書き込んでネタ帳にしている夫に、本当に困っています。
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