この先「介護」が必要になったら...高血圧の薬を飲まない「医者嫌いの義父」に心が重い53歳の私

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とみちゃん
性別:女
年齢:53
プロフィール:専業主婦。旦那の義実家で暮らし始めて25年。義父の介護に怯えています。

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私は53歳の主婦です。

結婚以降、旦那(55歳)の実家で暮らしています。

子供も2人おりますが、それぞれ実家から離れた大学に進学し、今はそれぞれで暮らしています。

義母は10年ほど前に病気で他界し、今は義父(83歳)と私と旦那の三人暮らしとなっています。

義父は昔から漢方のようなものが好きで、山に入って採ってきた薬草を自分で煎じて飲むような人でした。

田舎育ちのためか、そういった薬草に詳しいようで、たまに自分で飲むだけではなく道の駅に漢方薬の原料にもなるサルノコシカケなどを卸して販売することもありました。

私も嫁に来てから何度か体を壊しているときに煎じてくれましたが、中にはとんでもなく苦いような、痺れるような何とも言えない味のするものもありました。

善意でしてくれているのと、旦那の父ということもあり、作ってくれたときは断れずに一度は口にしていましたが、正直あまり飲みたくはありませんでした。

そんな義父ですが、最近血圧が上がり、倒れてしまったのです。

幸いたいしたことはなく、お医者さんから高血圧の薬を処方されて自宅に帰ってきたのですが、義父はそれを一度も口にしようとしません。

「お医者さんの薬は、きちんと飲まないと、血圧はなかなか下がりませんよ」

「医者の薬など信用できん」

私が諭してもそんなことを言い、聞く耳をもってくれません。

そもそも、義父は病院自体が嫌いなようです。

しかも、義母が膵臓がんで他界してから、さらに病院を敬遠するようになった気がします。

というのも、義父は「義母が病院に入院してから病状が悪化した」と未だに思っているようなのです。

義母は入院した時点ではがんが全身に転移してしまって、どうしようもない状況だったのですが、義父の「医者嫌い」はそこで決定的になりました。

旦那も「飲みたくないと本人が言うなら、もう無理に飲ます必要はない」と頑固な義父に呆れて匙を投げてしまっています。

私も本人に無理やり飲ませるわけにもいかないのでもう諦めるべきかと思っています。

ただ、血圧が高いのに薬を飲まないということは、今後また倒れたり、いろいろな病気を併発したりするリスクが高まります。

義父に介護が必要になったとき...私が担当するのは目に見えています。

義父のことは嫌いというわけではなく、私も長男である旦那と結婚した時点で介護をする覚悟はしていました。

ですが、このまま義父が病院やお医者さんが嫌いで「薬も飲みたくない」というのであれば、介護が難しいものになるのではないかと思うのです。

義父の薬嫌い、病院嫌いをどうにかしなくてはいけないのですが......。

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