<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆっち
性別:女
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしのパート勤務の42歳。
同い年の夫は動物が好きです。
子供の頃から犬や猫を飼ってきたそうです。
ですが、結婚をしてしばらくは集合住宅に住んでいたので動物が飼えませんでした。
いつか家を建てたら犬か猫を飼いたいと言っていましたが、いつの間にか忘れていました。
しかし昨年、やっと家を建てることができたら、夫は待っていましたとばかりに野良猫を二匹拾ってきて飼うことになりました。
生後二カ月くらいのオスとメス。
兄弟のようで、通勤途中の近所の公園に二匹がうろうろしているのに気が付いたそうです。
数日気にしていたところ、親猫の姿が見えないので連れてきたと言っていました。
私も動物は好きなので異論はなく、さっそく夫とホームセンターに行って、キャットタワーやごはんの器、トイレなど色々と買い込んで「猫との暮らし」が始まりました。
私にとって初めての猫との生活。
夫に世話の事を教えてもらいながら楽しんでいましたが、しばらくして「あれ?」と思いはじめました。
夫が世話をしないのです。
私はパート勤務で夫よりは時間にゆとりはあるのですが、家事も全部私がやっています。
夫がうちに猫を連れてきた時には、「自分は世話も出来るし、自分が中心になってやるから」と散々いいことを並べていました。
飼いたいばかりに「大きいことを言う」のは分かるのですが、「全くやらない」のは話が違います。
私が家事をしている間や休みの日くらいはやって欲しいと思い、ある日、帰宅した夫に自分でも猫の世話をして欲しいと言ってみました。
すると夫から驚きの発言が。
「手は空いていても、頭の中で色々と仕事の事を考えていて大変なんだから」
「疲れちゃって動きたくない」
...子供の言い訳のような返事が返ってきました。
言い争いをするのも馬鹿らしい気がして、それ以上は何も言わず世話は自分でやっています。
でも、私が納得したと思っているのか、平気な顔をして「トイレ汚れてるよ」「ごはん作ってあげて」などと言われると、最近は猫にまで腹が立ってきます。
それでつい、猫に八つ当たりっぽく接してしまった時も...。
そんな時は、遊んであげたり撫でてあげたりと、ただ可愛がっているだけの夫が羨ましくもあり不公平だと感じます。
夫は毎日帰宅後、猫たちを膝に乗せたりして遊ぶのが日課になっています。
「動物好きの自分に見つけてもらって良かったね」
猫たちにそう話しかけている夫を見ると、世話もちゃんとやってこそ「動物が好き」と言えるのだと言ってやりたくてモヤモヤしています。
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