「少しでも上へ、という意識はないわけ?」今も思い出す...受験間近の息子に放たれた義母のひと言

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:シトル4
性別:女
年齢:48
プロフィール:子どもの高校受験が終わったと思ったらあっという間に大学受験! お母さんも大変です。

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現在高校2年生の息子と主人の3人暮らしをしています。

息子は希望の高校へ入学することができ、充実した毎日を過ごしているようですが、早いもので、大学受験を考える時期になってきました。

「もう受験かー」と口を尖らせる息子ですが、高校では夢を持った先輩や、同級生に刺激を受け、自分のやりたいことは何かということに真摯に向き合っているように思えます。

大学事情は、私も主人も疎いのですが、今から複数の大学に興味を持ち調べている姿を頼もしく感じました。

希望の大学へ入学できるように、親としてやれることはやってあげたいと考えています。

しかし、受験で思い出されるのは...義母のこと。

「偏差値がすべて!」という考えの義母と、高校受験の際の「苦い思い出」があるのです。

高校受験を控えた年のお正月。

希望する高校と、滑り止めの高校名を伝えたところ、義母はこう言ったのです。

「そのレベルの高校では恥ずかしい!」

続けてこうも言われました。

「滑り止めの高校は、いくつか受けなさい。希望している公立の●●高校より偏差値が高い、私立の●●高校も受けて、受かったらもう一段階、偏差値の高い公立の高校を受ければいいじゃない」

そして、とどめはこうでした。

「少しでも上へという考えはないの? 向上心がないと、これから社会でやっていけないわよ」

でも、志望校は親子でよく考えて、息子の意思を尊重し、受験を決めた学校です。

なにより、試験が迫った大切な時期に「向上心がない」という心無い言葉を浴びるとは...思いもしませんでした。

そして、何よりこの時の息子は、義母の言葉にすっかり自信をなくしてしまったように見えました。

かくいう私も、凄まじい義母の勢いに押され、何も言えなかったのです...。

義実家は跡継ぎを必要とする家業があるわけではないので、息子の学歴をとやかく言われる筋合いはありません。

あの時、息子を全力で守ってあげられなかった自分を情けなく思い反省しています。

けれど、そんな体験を経たからか、今では息子もかなり精神的にタフになりました。

「あの時のおばあちゃん、凄かったよね。大学受験の時も口出ししてくるんだろうな」

そう言って、笑っています。

けれど、親としてはあの苦い経験を繰り返したくありません。

しっかり息子のやりたいことを...大学でどんなことを学び、どう生かしていきたいのかを、きちんと理解しようと思っています。

そして、もし義母に何か言われたら、希望する大学のOBがどのような職に就き、どんな活躍をしているか、息子がどんな思いで志望大学を決めたかきちんと話すつもりです。

本当に孫のことを大事に思ってくれるなら、理解してくれるはずですよね。

希望の大学に入れたとしても、紆余曲折あると思いますし、もしかしたら、浪人するかもしれません。

「少しでも偏差値の高い学校へ」という気持ちもわからなくはありませんが、息子の人生は息子のものです。

義母にも理解をしてもらえるよう努力して、家族で応援してあげられたらと思っています。

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