<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yaiko
性別:女
年齢:67
プロフィール:毎朝ウォーキングをするようになりました。健康になった気がします。
夫は私と同い年で67歳です。
65歳で定年退職し、一日中家にいるようになった夫がスマホゲームにはまりました。
定年退職をしたばかりのころは、趣味がない人なので、朝から晩までテレビを見たり新聞を読んだりと、何をするわけでもなく一日を過ごしていました。
そのため、スマホゲームを始めたときは、趣味が見つかって良かった程度に思っていました。
しかし、はまってからは朝から晩までスマホです。
朝起きてからずっと片手にスマホを持ち、食事中もテーブルに置き、トイレにも持っていき、手放しているのはお風呂のときぐらいです。
私たち夫婦は仲が悪いわけではありませんが、仲良しではないです。
生活を共にするパートナーとして一緒に生活を送っているという感じで、会話や二人で外出することは多くありませんでした。
それが、スマホでゲームを始めてからは一日全く会話をしない日も増えました。
前は夫も暇つぶしにスーパーへ一緒に来ていたりしたのですが、それさえもなくなりました。
そして、ここ最近、ついに恐れていたことが発覚しました。
課金です。
通帳を見ると、クレジットカードの引落額が多く、請求を見てびっくり!
三万円も課金していました。
「今までたくさん働いたおかげで年金や退職金をもらったんだから、これぐらい使っていいだろう!」
夫を追求したところ、怒り気味で言い返されました。
夫の言っていることも分かります。
長年一生懸命働いてきてくれたのですから、自分の楽しみに使いたい気持ちになるでしょう。
しかし、スマホゲームで課金というのは、私はムダ金のような気がしてしまいます。
パチンコやスロットなどのギャンブルに比べたらまだましなのかもしれませんが、年金生活なので、三万円はとても貴重なのです。
ただ、これ以上喧嘩になるのも面倒なので何も言わないことにしました。
そんな状態なので、夫に対して嫌悪感を抱くようになってしまいました。
スマホを見てニヤっと笑っている姿や、真剣に文字を入力している姿など、目に入れたくないです。
離婚は面倒なので考えていませんが、なるべく一緒の空間にいたくないと思ってしまいます。
こんな老後になるはずじゃなかったのに。
私から歩み寄れば何かが変わるのかもしれませんが、腰と肩を丸めて、スマホを食い入るように見ながら操作する夫を見ると、そんな気力さえ湧きません。
今は、年に数回、孫が来た時はスマホを手放していますが、そのうち、孫がいてもスマホをやりだすような気がします。
そうなったらさすがに口を出してしまうだろうな。
とにかく、今の私にできることは、我が家の家計を圧迫しないよう、課金額が増えないように、請求をチェックするしかなさそうです。
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