自分の生活がギリギリで助けてあげられない...。重度の精神障害に苦しむ30代の娘が心配です

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:夢乃
性別:女
年齢:53
プロフィール:成人男女二人の子供を持つシングルマザー、派遣社員をしながら日々変化していく自分と日夜奮闘しています。

自分の生活がギリギリで助けてあげられない...。重度の精神障害に苦しむ30代の娘が心配です 12.jpg

30代半ばの娘は、よく言えば天真爛漫で、周りからは自立心が強く礼儀正しいと言われてきました。

ですが、実際は上手くコミュニケーションが取れず、自分の考えを押し通すワガママなタイプ、だと私は思っていました。

高校生くらいから何かと言うと「私なんか必要ないんでしょ!」などと激昂するようになり、手の付けられない状態に。

自室にこもり、リストカットを繰り返すため、心療内科を受診したところ、重度の精神障害と診断がくだり、自立支援を受けるようになりました。

その後娘は社会人となり仕事をはじめたのですが、症状はどんどんひどくなっていきました。

2年ほど前には私の母とくだらないことで言い合いになり、警察を呼ぶ羽目に。高齢者虐待との指導を受け、頭を抱えていたのですが、その後半年くらい経ったころ「一人暮らしをする」と部屋を決めて出ていってしまいました。

その後もコミュニケーションがうまく取れないようで、とうとう出勤することもできなくなりました。今では生活支援のお世話になっている状態です。

気になるのは、そんな状態にもかかわらず趣味に勤しみ、おまけに猫まで飼いだしたこと。

確かにペットを飼うこと自体は精神的に落ち着くらしく、心にもいい傾向にあると言うので医師からも勧められていました。

自分のできる範囲で飼うことはいいのですが、猫を飼うだけでもお金がかかるのに、他の趣味にも湯水のようにお金をかけるため困っているのです。

「もう少し控えては」と提案をしても、聞き入れるどころか激昂して反論。私には手が付けられません。

今は多少落ち着いてきているようで、少しずつ趣味に費やす金額も減ってきているようです。

ただ、月の半ばになると経済的にきつくなるようで、お金の無心にやってくるようになりました。

私は母と二人で生活をしているのですが、いつもギリギリの状態なので、助けようにも助けてあげることがなかなかできません。

娘には「家に来てご飯を食べたりするのは構わないけど、お金は貸せない」とはっきり話をしてはいます。

それなりに解ってはもらえているようですが、将来の事を考えると不安でなりません。

私自身も体調が良いわけではないため、いつ働けなくなるかわかりませんし、娘もいつかまた仕事に就ける日が来るのか......。

もう何年も心療内科に通っていますが、なかなか回復する兆しが見えない娘。親としてはどうしてあげればよいのか、困り果てています。

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