42歳独身の一人娘が突然「海外に行くことにした」宣言。心配と応援したい気持ちの板挟みでモヤモヤ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:きいこ
性別:女
年齢:66
プロフィール:24歳の時に一人娘を出産。娘は独立し、現在は夫と二人暮らし。

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私の娘は42歳独身、兄弟姉妹はおらず、一人娘です。これまで会社員として、大学を卒業してから20年ほど同じ会社に勤め続けてきました。娘にも恋人がいる時期はあり、結婚に至りそうなおつき合いもあったようなのですが、結局のところ結婚までは結びつかなかったようで、いつの間にか42歳になってしまいました。
30代半ばくらいまでは、結婚に対しても意欲があり、人の紹介で会ったりもしていたようですが、娘としてはもう結婚は無理かなと感じているかのようなことを話していました。

私と夫としては、もう年齢も年齢ですから、子どもはどちらでもいいのでせめて誰かと結婚してもらえれば、親としても安心だと思っていました。私たちがいなくなったあと、兄弟も姉妹もいない娘が、一人ぼっちになってしまうかもしれないと、心配なんです。

ですが、とある日、娘が突然「会社を辞めて海外に行くことにした」と言い出しました。娘も娘なりに、将来のことについて悩んでいる様子でした。

娘としては、もう結婚する気もなく、同じ会社にずっと勤めるよりも、やりがいのあることをしたいと思ったようなのです。会社ではリーダー的な地位にいるようなのですが、その地位にも仕事の内容にも、もうあまり魅力を感じていないのだと。

まずは、海外でボランティア活動をしようとしているようで、知らない間に着々と準備を進めていたみたいです。娘は一人暮らしをしているので、夫も私も、娘がそんなことを考えていたなんて、思いもしませんでした。

娘は、大学時代にも海外にボランティア活動をしに行った経験があります。当時もすごく充実した経験だったようで、いつか海外で働きたいなんて言っていたのを思い出しました。もしかすると、昔叶えたかった夢を叶えようとしているのかな、とも。

子どももいないし、結婚もしていないのだから、せめてやりがいのあることをしたいという娘の気持ちも分からないではありません。ただすぐに会うことができない遠い土地に娘が行ってしまうことも心配だし、娘の老後も心配なんです。

とはいえ、娘と話をしてみると、もう会社にも退社の意向を伝えているようで、決意がゆらぐことはない様子。「老後が心配」と伝えても、今から老後のことなんて話さないで!と突っぱねられてしまいました。

かわいい一人娘なので、海外なんて行ってほしくないというのが私の本音ではあります。ですが、かわいい一人娘だからこそ、悔いのないように生きてほしいと、娘の決断を応援したい部分もあります。
娘が心配な気持ちと応援したい気持ちに板挟みになっており、葛藤する毎日です。

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